転居たまご

京都でひとり暮らしをしている。 大学生。

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最近の記事

10月、明るい日記(大学・バイト・秋・ごめんね)

10月1日(火) 大学の帰りに八百屋さんで白菜を買った。 白菜を持ってバイトへ行き、白菜を持って家に帰り、お風呂の湯をためる間に少しの豚肉と一緒に甘く煮て食べた。 10月2日(水) パソコンでモデリングをする授業の4時間がやけに長く感じて、隣の席の友人にうるさく話しかけてしまった。 バイト先の手芸屋さんで、手袋を吊り下げるためのツリーを組み立てた。来年のこの時期にはもう辞めているかなぁ 先週から少しさわやかな風が吹くようになってとても嬉しい。 10月3日(木) 朝はカ

    • サクマ いちごみるく 

      私の脳内でおいしくなり続けていたもの、サクマの飴玉、いちごみるく。 ▷△◁ こんな感じの。 私が幼いころ通っていた体操教室では、更衣室で飴玉を交換するしきたりがあった。毎週、小さなきんちゃく袋に自慢の飴玉を入れて持っていく。 「目、つぶってとってね。」 当時の私的に、サクマのいちごみるくはちょっとダサかった。 だって、いちご味って定番すぎるし、パッケージはキラキラしてないし、そもそも、両端ねじってあるだけって笑 と思っていた。 そのため、きんちゃく袋に入れられるこ

      • 自分の日記みたいなもので誰かの気分が少しでも好転すればいいなぁ、と思いながら投稿していたのだけど、最近は自分の感情にすらかまってやれず、いざ書き始めても「私はこんなに頑張っている!!」みたいな文章になってしまって、途中でやめちゃう。転居しようかな。たまごに戻ろうかな。

        • だっこ自動販売機

          私が生まれ育った町には、だっこ自動販売機があった。 ♪だっこ・じどう・はんばいき ひとりで泣き止めない時、 不器用なメロディがする方へかけていく。 「おねがいします」 と言ってそこへ飛び込む。 対になっているおなかとほっぺた、体温が溶け合ってもともとこのように合わせるべきだったんだと確信できる。しわあせを感じる。だいすきを感じる。 こどもの頃、 何でも上手な姉が悔しくて意地を張った。 今は「じどうはんばいき」だよ。 だから抱っこしてほしくなっても大丈夫だよ。 私

        10月、明るい日記(大学・バイト・秋・ごめんね)

        • サクマ いちごみるく 

        • 自分の日記みたいなもので誰かの気分が少しでも好転すればいいなぁ、と思いながら投稿していたのだけど、最近は自分の感情にすらかまってやれず、いざ書き始めても「私はこんなに頑張っている!!」みたいな文章になってしまって、途中でやめちゃう。転居しようかな。たまごに戻ろうかな。

        • だっこ自動販売機

          【おすすめ】声をあげて泣いた翌朝にすること

          大人になっても声をあげて泣く夜があるでしょう。 大泣きマスターの私が、翌朝の過ごし方を紹介します。 目が覚めて、お水を一杯飲む前に小指かじってみてください。 綿毛のようで、甘い後味がしましたか? それともガリッとした感じ、苦い後味がありますか? 伝え忘れていましたが、 第二関節までかじってはいけませんよ。 それはいつだって苦いに決まっています。 小指が甘い朝は、大丈夫です。 目覚ましをかけずにもう一度寝てください。 小指が苦い朝、いくつかすることがあります。 窓を

          【おすすめ】声をあげて泣いた翌朝にすること

          こんげつは、

          こんにちは、 ああ、あれですか、いい感じですよ? ちょっと見てもらってもいいですか。 たしかに。たしかにそうですね、そういう節はあるかもしれない。ですよね、本当に楽しみです。はい、はーい。はい。 こんばんは、 いらっしゃいませ、どうぞ ご案内いたします。このあたりですかね。 おーいえす。片面に塗って、あーオンリーワンサイドです。そうです、トウメイっていうのはクリアってことです。 「今日は」「今晩は」 意味の抜け落ちた挨拶記号として使えるように、自分の中にある、自分ではない

          こんげつは、

          ちくわきゅうりであるために

          ちくわきゅうりが ちくわきゅうりであるための条件 ちくわにきゅうりが通っていること。 ちくわきゅうりが ちくわきゅうりでなくなる事例 きゅうりが抜け落ちるか、ちくわが噛じられるか。 ちくわきゅうりのままでいるのは簡単ではない。 きゅうりを諦めれば一発アウトだし、 ちょっと気を抜くとあっという間にちくわが残り僅かになっている。 これはちくわきゅうりだろうか。 「これはこれでちくわきゅうりだな、」 と思えるようにならないと、ちくわきゅうりを守ることはできない。

          ちくわきゅうりであるために

          3月嬉しかったこと10選

          のびのびと過ごした大学1年生の春休み。 うっかり忘れてしまいそうな、嬉しかった出来事を記録する。 1)「使える」と言われた 展示準備のお手伝いをした。 大急ぎで作業が行われる中、針と糸が必要になった。私がお裁縫セットを取り出すと、デザイナーのおばあさんに「あんた使える!」と言われた。その高飛車な褒め言葉にすごく安心した。 針と糸があれば大抵のことはできる、という信条を貫こうと思う。 2)あだ名で呼ばれた 私は大学でもバイト先でも、名字に「さん」をつけて呼ばれている。

          3月嬉しかったこと10選

          プリン屋のむすめ

          旅先で出会った人たちとプリンを食べていた。 ほんの少し話題に困ったので 『プリン屋のむすめ』というカードを使わせていただく。 私はプリンの側面をぺちぺちしながら、 「うちの母、プリン屋だったんですよー」 と言った。ぷるん。  自転車で売っていてー 自転車で?! 私はポイントカードにスタンプ押したりしてましたー いいね〜〜 疲れて辞めちゃったみたいですー お〜〜〜ん 『プリン屋のむすめ』は大いにハネた。 ありがとう、お母さん。 今、私はリュックサックひ

          プリン屋のむすめ

          銀座湯の少女

          銀座湯というのはその名の通り、銀座にぽつんと佇む銭湯である。東京駅から東北へ向かう夜行バスに乗る前、そこへ立ち寄った。 おとな520円 ホカホカのおばあさんが、「おやすみなさい」と言って暖簾の向こう側へ消えていく。 こぢんまりとしていて快適なお風呂だった。 例に漏れず、私もホカホカのおねえさんになった。スベスベのおねえさんになるために保湿クリームを塗っていると、新しいお客さんが入ってきた。 ピンク色のスーツケースを慣れない手つきで運んでいる。「アイドルグループの最年

          銀座湯の少女

          2月の日記

          2/1 高瀬川のゴミ拾いをした。 それはもう、集まる集まる。 彼らも少し前まではゴミとは呼ばれなかったのです。ごめんね。 一緒にゴミを拾っていた教授とおしゃべりしていて、あれよあれよという間に春休みしばらく秋田へ行くことが決まった。 2/5 兄と夜ご飯を食べた。 兄のご飯は美味しい。兄のおしゃべりは楽しい。 2/6 明日から作品展だというのに仕上がっていない。部屋が木くずで真っ白だ。 2/7 早朝、作品を学校へ持ち込む。 まだ空は暗いけど、気分は晴れやか。バイト先に自転

          1月の日記

          1月1日 何の変哲もない朝である。 今年は「楽しい」を感じる努力をしたい。 人生の初期設定は、特に楽しくはないから、自分の行動や考え方によって楽しさを獲得する。 1月2日 働き初。 お正月もみんなカフェに来るのね。本当に本当に忙しかった。どのくらい忙しかったかというと、宝くじを買ってみようかなと思ってしまうほど。 1月4日 東京の実家に帰る。 新幹線には、本来の生活に戻る人たちがたくさんいた。隣の席では女子大生風の人が、スマホでアイドルのテレビ番組を見ながら海苔巻きを食べ

          思い思いの重い想い

          これはもう3ヶ月前の日記。 ・ ・ ・ 今日は楽しかったけど、その場しのぎの相槌で自分の言葉が薄汚れた。こっそり意地悪な返答で相手を傷つけたかもしれない。 一人ぼっちなら、穏やかでいられる。 大勢の中では自分が誰だかわらなくなるし、一対一で話したら初対面の嫌な自分が出てきたりして苦しい。 私はとても、 真面目なのかもしれない。 幼稚なのかもしれない。 孤独なのかもしれない。 友人に指摘された。 私は感情のままに行動するのを嫌厭している。(友人へ、当っていても外れてい

          思い思いの重い想い

          大きくて強そうな人間への憧れを叶えてくれてありがとう

          学園祭が終わった。 私はファッションショーに衣装作りで参加した。 朽ちては芽吹く自然をテーマに制作をした。そのついでに自分自身のコンプレックスや憧れについて思ったことがある。 私はチビである。どうしようもないので自分の「叶えたい事リスト」から無意識に除外していたが、本当は、大きくて、頼もしい、なめられることのない容姿への憧れがあった。夜道を怖がるとか、米粒サイズの小指の爪とか、「ちょっと男手がほしいんだけど、、」に応えられないとか全部うんざりなのだ。 「かわいいね、ほっ

          大きくて強そうな人間への憧れを叶えてくれてありがとう

          20歳夏、さみしい病ステージ4

          8/1 今朝の体温は40度。 辛すぎる。バイト先にも迷惑をかけた。 「体調不良?それがどうした」くらいの強い生き物になりたい。 8/6 高熱から開放された今、何でもできる気がする。こんなにも素晴らしい。普通に歩けるしペットボトルも開けられるし、寝付けるしもう最高。健康であることの価値を忘れてはいけない。でも夏に冬が恋しくなって、冬に夏が恋しくなるように、このありがたみもあっという間に忘れるのだろう。 8/9 大きめの買い物をした。 イサムノグチのAkari 45Aで

          20歳夏、さみしい病ステージ4

          寝転がっていたらコバエが私に寄ってきた。 あぁ生ゴミなんだな、と。

          寝転がっていたらコバエが私に寄ってきた。 あぁ生ゴミなんだな、と。