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豚の町で、はじめての youtuber との出会いが、ハラハラして感動した。

豚の町というのは、わが町・岐阜県瑞浪市です。昨日のニュースで見た方もいらっしゃるかもしれませんが、岐阜県瑞浪市でも「豚(とん)コレラ」が発生し、豚5775頭が全頭殺処分という報道がありました。

岐阜・瑞浪の養豚場で豚コレラ、5775頭殺処分へ
岐阜県は19日、瑞浪(みずなみ)市の養豚場の豚から家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の陽性反応が出たと明らかにした。豚5775頭を全頭殺処分する。県は自衛隊に災害派遣を要請した。同日午前10時半から家畜伝染病防疫対策本部員会議を開いて対応を協議した。

そんな報道があり、心がざわざわし、町民説明会が行われるなど町もざわざわした昨日の夜、私は、かねてより予定していた瑞浪の駅前でのイベントを開催しました。

地元である瑞浪駅周辺を盛り上げるためのまちづくりイベント「えびす夜会」。昨日がその最終回の8回目でした。毎回、「瑞浪」をキーワードに、20人を超える参加者の方に来ていただいてきました。
(イベントをはじめるきっかけはこちらで書いています。)
▶︎地元商店街のシャッターを開けてみた。
https://note.mu/tamagaway/n/nb5535caa0bf9

今回の最終回は、少しだけ特別な要素をいれました。事前に、これまで参加してくれた方からこの場を使ってやってみたいイベントを募集し、「実現したら面白そう」という意見が多かったものを実際に叶えるという会にしてみました。

7回目のイベントの最後に、参加者のみなさんからアイディア出しと投票をしていただき、6回目のゲストの保母さんのアイディアが選ばれました。採用されたアイディアは、参加者である保母さんの尊敬するウェブマーケターをお呼びして、まちづくり×情報発信の可能性を考えるイベントを開催してみることになりました。情報発信のプロのyoutuberからそのノウハウを聞いてみよう、ということに。

今回のyoutuberゲストを呼ぶ意義を熱弁する保母さん。(司法書士&占い師という、異色の二足のわらじを履きこなすビジネスウーマン!)そして、その保母さん推薦のゲストが、西脇遼一さん。

西脇さんプロフィール:平成5年生まれ26歳。20歳の時にインターネット事業で起業し、学生ながら1億円以上を売り上げる。大学卒業後もそのまま事業を続け、現在は様々な会社のコンサルティングや、複数の企業の経営をしている。地方創生や、地方の会社のコンサルティングも経験。youtubeの登録者数は4万人。http://wakki001.com/

おお、youtubeの登録者数、わが町瑞浪市の人口より多い・・・!大丈夫だろうか?本当に来てくれるだろうか?と、イベントまでときどき不安になりながら迎えた当日。ゲストは無事に来てくれました。

ゲストがきてくれるかどうかででハラハラしたイベントは初めてで、まともな打ち合わせもできず、ライブ感満載のまま、今回のスペシャルゲストの水野市長が登場!そう、今回は市長もお越しいただくことになっていたのです。

市長は、最初の挨拶で、これまで育ててきた瑞浪の特産物である豚が、豚コレラにかかってしまった悲しみと、再びブランド豚づくりのため努力していくと、胸の内をお話いただきました。

会の中で、情報発信の大事さについて西脇さんと話を進めていくと、今回の豚の話に。僕は、瑞浪の水野市長がこんなにも落ち込んで、豚について考えているなんて、知りませんでした。と、西脇さんは言うのです。そして、こんな大変な時だからこそ、しっかりとその思いを発信して多くの人に届けていくべきではないのか?という投げかけをもらいました。

私の主観になってしまうのですが、今回の豚(瑞浪ボーノポーク)は本当に市民に愛されている豚で、私も大好きです。思えば、東京の友達にもぜひ食べて欲しいと、東京の友人の家でのバーベキューにわざわざ地元から取り寄せて食べたほど、この美味しさを知って欲しいと思った豚です。

そうか、この町は、もしかしたら、豚の町なのかもしれない。

ゲストの話を聞きながら、そんなことを思いました。今回、市長の悲しみも、大きな事件が起きている中でも私たちのまちづくりのイベントに参加してくださったことも、しっかりと覚えておきたいと思いました。

今回、それを気づかせてくれたのは、「えびす夜会」が始まって、保母さんが提案してくれて、みんなが応援してくれて、ゲストが来てくれて、市長が来てくれたからなんだなと思うと、私の取るに足らない話かもしれないですが、書き記しておかなければならいのではとも思いました。

そして、最終回だった、「えびす夜会」。まさか、地元でそんなことができるとは思ってなかったです。というのも、イベントをはじめる前は、ゲスト集まるのか?参加者集まるのか?という感じでした。しかし、はじめてみるとそんな不安はほとんどなくなるぐらい、地元でアクティブに活動している方々と出会えて、ゲスト登壇に快くOKいただけました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、毎回、忙しい中でも、町の方々や地元の方々、平日夜にイベントに足を運んでくださいました。この町は、絶対に良い方向に動いていく、最終回に、そう確信した全8回のイベントでした。

これからも、この町で、いろんな方と結びつきながら、いろんなことを仕掛けていきたい。最近、心強い仲間が増えてきて、改めて、そんなことを思う今日この頃です。

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