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2023年自選十句を呟く

新春のお慶びを申し上げます 2021年暮れにおウチde俳句くらぶに衝動入会。作句ということがよく分からぬまま一年、退会を考えていた2023年1月ハシ坊に取り上げていただき、このまま退会はできないとまじめに修行することを決意。うっかり当選の松本楼で知り合ったコンフィさんの句会に参加するためTwitterを俳句アカウントにしオンラインの句会・俳句ポスト・俳句生活・一句一遊への投句を開始しました。道は始まったばかりですが、一年の区切りで自選十句つぶやいてみました。よろしくお願いいた

    • 自解100句選 加藤三七子集(牧羊社) 読解

       探して探して手に入れた句集である。  きっかけは塚本邦雄『詩歌博物誌 其之壱』(彌生書房)。1992年に刊行されたその本は旧市のいまはない古書店の附箋をつけたままブックオフの廉価本に埋もれていた。  少し前に碩学の知人の、塚本邦雄『百句燦々』の読書記の投稿に刺激されていたわたくしにはその本を救い出すことに躊躇いはなかった。  それは五十の章からなる本であった。全ての章において、タイトルとイラストと一句の俳句がおかれていて、プロローグを成している。その句と語られる博物誌のつか

      • +5

        ちょっと海

        • 仮名遣いと文体と

           俳句を作る立場になるまでは、何も考えていませんでした。教科でいうなら「現代国語」が日常の普段使いの言葉で、「古文」は歴史のなかの言葉であり、創作においてポリシーに基づいて選択する一部の作家がいらっしゃる、くらいの認識でした。  俳句と向き合うようになって、表記をどうするのが良いのか、口語なのか文語なのか、歴史的仮名遣いにするのか、それは「自分で決めて良い」らしいことのようだとわかったのですが、何を基準にしたら良いのか悩んでいます。  当初は、口語体✖️現代仮名遣いでと考えて

        2023年自選十句を呟く