洋二と明石の無口な二人


先日の「鬼越トマホークのオールナイトニッポン0」で話題に上がっていたSTVラジオの「洋二と明石の無口な二人」を聞き始めたけどとても面白い。

北海道の放送局の還暦くらいの男性アナウンサー二人がずっと下ネタを言っているだけの番組。
最初はあまりに下品なので眉を顰めたのだけれど、聞いているうちに愉快になってきた。
「俺たちはアナルンサー」だの「セックスレス評論家」だの。
洋二さんのほうは怒鳴り散らすみたいにしゃべるし、明石さんは妙にいい声で、そのバランスも無茶苦茶心地いい。
洋二さんは無邪気に自分の性器の大きさなどを語って子供っぽいけど、明石さんは突然「貴様それでも軍人かッ」などと罵声を上げたりする。
そんな番組を平日昼間の帯で15分。狂っている。
毎日ラジコで聞いている。

とっても女性には勧められないし、おじさんのえぐみ、みたいなのは濃厚に匂い立って、確実に今の世の中で正義とは言えないだろう。
でも僕はおじさんのそういうところをこそ愛していたよな、ということを思い出させてくれる好感度。

何週間分かラジオクラウドで聞きこんで、いよいよ面白く感じたので、ラジオばっかり聞いている大工の友人にも勧めたのだった。
その大工の友人が勧めてくれた「さらば青春の光がTaダBaカSaワギ」が無茶苦茶面白いので、僕も面白いのを教えたいという気持ちなのだ。

しかしラジコプレミアムの便利さ。全国のラジオが聞ける。
ローカルな番組も面白いのがいくつもある。

「森谷佳奈のはきださnight」という番組も森谷佳奈さんというアナウンサーの方の身体能力が凄く高くて、異常なハイテンポであんまポジティブじゃないことを明瞭明確に喋り続ける、という無茶苦茶面白い番組で、女神感があって毎週聞いているけど、なんてったって放送しているのは山陰放送だ。鳥取と島根。縁もゆかりもない。一回鳥取に海水浴に行ったことがある。
今までならそのタイミングでたまたま聞く、ということがなければこの面白いラジオに気づくことすらできないのだ。
おそらくラジコプレミアムが無ければ聞かないまま死んでいただろう。

もっとラジコプレミアムには儲けてほしい。なくなってほしくないサービスだ。
今後もおそらく素晴らしい番組が生まれていって、ラジコプレミアムはそんな素晴らしい番組への扉だ。
日本全国どこのラジオでも大阪十三家賃48000円の自宅で聞けるのだから、ある意味これはどこでもドアの実現だ。
どこでもドアが月額350円だ。
文明の発展、技術の爆発、人類の進歩と調和ここに極まれりだ。

ラジオのことを考えるとなんだか心が浮き立ってくる。
面白いラジオ、おすすめのラジオがあったら是非教えてください。

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