8月17日 テレビ撮影見学後記
他の講談師にナイフで刺される夢で目が覚める。
なんてことだろう。ふざけるんじゃないよ全く。ナイフで刺さないでください。お願いします。
夢診断で調べてみると、ナイフは性的な欲求の高まりを表しているそうだ。全くもって参ってしまう。自重が肝要だろう。
今日はいつもお世話になっている旭堂南鷹先生のテレビ収録の見学に青山ビルさんに伺った。
今日は朝から旭堂南雲兄さんがお手伝いに来られ、昼からは旭堂南扇兄さんと、旭堂南也さんがお手伝いに来られた。
南鷹先生の新作競馬講談にはたくさん修羅場が盛り込まれている。
今日お話しをうかがっていると、古典芸能の技法を取り入れられている、ということだった。
能動的に技術を発展させるセンスと積極性、僕も身に着けたいと思った。
今日の物語にはある演歌界の大立者が登場した。
大立者の顔はおなじみで、その大立者が感情を爆発させる場面でおおっ、と思って目の奥がぎゅうっとなった。
昔の人たちは豊臣秀吉や真田幸村や大石内蔵助のイメージがもっと強固にあって、それらの人々の躍動を現代に生きる僕たちよりも鮮明に感じて感動していたんじゃないかなあ、と思ったりする。
もう一つのお話も、ある出会いによって一人の男の人生が変わっていく話なのだけれど、人生が変わっていくその男のどこか茫洋とした魅力がすごく素敵だった。
今日も聞かせていただくことだできて本当によかったと思う。
そのあと打ち上になる。
僕も同席させていただく。
先日お亡くなりになられた南陵先生の思い出話と南鷹先生から沢山聞いた。
今日聞いたお話でいくと、かなりかわいらしい方だったのだ、ということが分かった。
一次会、二次会と会を重ねる。
皆さまとお別れして新大阪より帰宅。
警察官がこちらをじろじろと見ていた。
俺は朝夢の中で刺されたのだ、先にあいつを逮捕してくれ、と念じているとおのずと離れていった。
明日は南陵先生のお宅に伺って、色々なものの整理をお手伝いすることになっている。
頑張ろう。
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