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ねこさんとの出会い

ねこさんとは、ペットショップで出会いました。

忘れもしない、2021年の12月のことです。
ねこさんはその時、生後6ヶ月で、お店で出会った時はやや小さめだったように思います。
お店には猫用の展示ブースがあり、中には何匹かの子猫たちがいました。
うちの子を我が家にお迎えすると決めた前の日、夫とペットショップの前を通りかかって偶然、うちの子を見かけました。

お店にいる子たちは、とても高値で売られています。
うちの子をお迎えしたお店でも、目玉が飛び出そうなほどお高い値段で子猫たちが売られていますし、うちの子も例外ではなく、本当に小さなかわいい盛りの2~3ヶ月の頃をピーク時としてとても高いお値段だったそうです。
もし、その頃にうちの子を見ていても、予算の都合でお迎えできなかったと思います。「ただのかわいい子」で素通りだった気がします。

その我が家がなぜ、お店からうちの子をお迎えしたのかというと、理由は大きく3つあります。
かわいくて気に入ったというのは大前提なのでひとまず脇へよけておくことにします。

理由1:病んでない子をお迎えしたかった
理由2:価格が大きく値下げされていて手の届く予算内だった
理由3:夫もワタシも癒されたかった(どちらも猫が好き)
※理由の詳細はそれぞれ長文なので、お時間のあるときにどうぞ。
※まずは、理由の1から読んでいただければ幸いです。ほんとに長いです(もう一度いいます、長いです)

理由1について(病んでない子をお迎えしたかった)
実は、我が家では当初、保護猫カフェからのお迎えを検討していました。
独身時代、子供のころからお世話になっていた先輩が、猫を2匹も一度にお迎えしたというので、夫とふたりで遊びに行きました。2匹のうちの1匹は怖がりな子ということで会えませんでしたが、もう1匹の子はまだ3か月くらいの子猫で人懐こく、ワタシたちとも遊んでくれました。そこで「猫ってやっぱりかわいい、癒される」と思い、どこで出会ったのか聞いたところ、保護猫カフェからお迎えしたとのこと。
以来、猫を飼う=保護猫カフェからお迎え、というように図式ができていました。
一応、保護猫カフェを探してはみたものの、自宅から場所が遠い、お迎えするために必要手続きやお支払する具体的な金額を含めたお迎えまでのイメージができないなどの理由で猫をお迎えするに至らない状況でした。
そんな中、実は自宅近くに保護猫カフェがオープンしたことを、とあるラジオの番組を視聴していて知りました。
そのラジオ番組を聞いて早速調べると、なんと自宅から徒歩5分の距離に保護猫カフェがオープンしているではないですか!驚きと言ったら。喜んで早速、夫と一緒に休日に遊びに行くことに。その時はすでにコロナ禍だったのもあって、飲食はできないけれども飲食したのと同じ金額をお支払いすれば入店可能ということだったので、早速遊んでみました。
子供のころに猫と暮らしたことがある夫は、早速猫たちのハートをつかみ、仲良くなってたくさんの猫と順番に遊んでいましたが、ワタシはどう触れればよいのかわからずに、恐る恐るねこじゃらしをなんとなく振って、近寄ってくる猫たちに遊んでもらいました。
猫との関わり方がわかっていないからというだけではなく、保護猫カフェでワタシの受けた感触は、あまりよくありませんでした。
コロナ禍でも頑張って保護していらっしゃるのに申し訳ないのですが、正直、あまり印象がよくありませんでした。
猫たちはとてもかわいいのです。けれども、帰宅したワタシたちの服にしみついてしまったくらいに充満する濃密な獣臭。手入れの関係か丸刈りにされてしまった長毛種の子や、目やにをたくさん溜めてしまったままの子。かつて保護される前に(と願いたい)心に傷を負ってしまったのか病んでいることが一目瞭然の子。
どの理由も印象がよくないのですが、最後の心に傷を負ってしまっている子が多いように見えたということが最大の理由です。

結局、保護猫カフェには一度しか行きませんでした。
今思うと、動物愛護センターなどにも行ってみてもよかったかもしれないけれど、自宅からの徒歩圏内になかったので、思いついていたとしても行ってみようとは思わなかっただろうなと思っています。

かわいそうな子たちの里親になってあげないなんて、と思われるかもしれませんが、きちんと長生きさせてあげられるのか自信がありませんでした。
まず本当に病気があるのか、隠れている難病があるかもしれませんし、もし病気が発覚した時の治療費のこと、当時共働きでしたので、危篤状態に気づけなかったらどうしたらいいのか、後悔するようなことはしたくないという自信のなさから、保護猫カフェからのお迎えを躊躇しました。
また、子猫と思われる小さな子もいましたけれども、小さな子だと、命を落とす危険性が高いことも、うっすらわかっていました。猫を飼ったことが1度もない上に、関わり方がわからないワタシには難しいなと思いました。
生き物を飼育することは、命を預かるといっても過言ではないと思うので、覚悟がない場合は、飼ってはいけないと思うのです。

続く

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