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わたしを知ること~(6)波動は現実を変える

10か月経過

傷つかないわたしになって来ていた。
これは強がりではなく、元々持っていた傷を癒せたので、傷フィルターを通して物事を見なくなったからじゃないかと思う。

上司 A さんからは、あいも変わらずプレッシャーはあった。
一瞬「わたしが悪い」を選びそうになる。ただそこで自分にストップをかけられるようになった。
わたしが悪いわけではなく、相手が悪いわけでもなく、違いがあるだけ。
そこを探って行こう。すり合わせて行こうという視点を持てるようになって来ていた。

愛か恐れか

自分の観念を見続けることが続いていた。そしてまたひとつ子供の頃からずっと握りしめているものに気づいた。自分を守りたい。傷つきたくない。
世の中のいわゆる常識、美徳とする価値観は再検討することが難しい。
「人には親切に」「仲間は大切にする」など。
誰もが、美しい行為だと言うもの。
ただ、スピリチュアル的に焦点を当てるところは、エネルギーだ。
ただそうしたいから。親切にしたいから。大切にしたいから。というのと、恐怖や保身が動機となり、ここは仲良くしておくか。や、怒られたくないから合わせておくか。などでは乗っかるエネルギーが真逆になる。
そう、動機を意識するのって難しい。

外発的動機→褒めてもらうため、怒られないため、保身。
内発的動機→やりたいからやる。好きだからやる。好奇心。

わたしは「傷つきたくない!」がとても強く、防御が強かったので、この「保身」はわたしの感情のベースとして、かなりの頻度で見つけることが出来た。内発的動機を増やしていくと、外発的動機は薄まって行くらしい。
わたしは、「やりたくてやる」ということを意識し始めた。「ほんとうにやりたい事なのか?」と自分に問うことを始めた。

このように、自分の心を覗くようになったら、社会的にそれなりにやってきたと思っていた自分が、「えーわたしってこんな幼稚だったのー?」と愕然とすることもあったが、止めようとは思わなかった。面白かったから。

そして、それは突然やってきた。

青天の霹靂

約1年たった頃、事件が起こった。さんざんわたしが悩み、このままではだめだと思い、カウンセラーさんのもとに駆け込んだ原因である上司 Aさんが、ある病気で突然休職されることになったのだ。

急な事であり、しばらくは同僚たちと目の前の課題をどうにかすることに必死で、あっという間にひと月、ふた月と経ってしまったが、少し落ち着いた頃に考えてみると、わたしはあんなに悩んだプレッシャーを受けない環境になっている自分に改めて驚いた。
通例からすれば、まだ数年は変わらず付き合いは続くはずだった。ありえないことが起こったのだ。人の不幸を喜ぶわけにはいかないが(5%くらいは喜んだのは許して欲しい)わたしは、開放されたのだ。

本当に、波動が変わったら現実が変わったのだ。
約1年後を早いと見るか、遅いと見るかはひとによって違うだろう。
だけど、あの苦しい状態から、スピリチュアルを学ぶことや、自分をよく見ることを通して、ゆっくりと自分の感じ方が変わってきて、そして最後に現実が本当に変わった。

ただの偶然という人もいるだろう。
だけど、わたしは体感した。未来がわかって内観や掘り下げをしたわけじゃない。こうなるとわかって、暗中模索しながら進んで来たわけじゃない。感情を観察し癒し、観念を探して問い直す取り組みは、しんどいけど、それを補って余りあるほどわたしをわくわくさせてくれたから、続けられた。
そして何よりも、濃い濃い霧の中、右も左もわからなかったわたしに、自分で気づいて道を選べるように、ランプの明かりでそこに道があることを照らしてくれた、カウンセラーのお二人に最大級の感謝を。
お二人のおかげで、一生使える魔法の杖をプレゼントしてもらったような気がする。

その後も、時々セッションしてもらいながら、勉強させてもらっている。
常に進化されてるので、わたしも、自分なりに進化していきたい。

おわりに

長い自分語りをここまで読んで下さって、ありがとうございました。
そんなあなたは、きっと自己探求が大好きな方なんだろうと思います。
これからきっと面白い時代になることを疑いません。
お互いに、自分のペースで進化して行きたいですね。

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