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読書力がつく指定の100冊!を読んだら本当に読書力は上がるのか?主婦と子ども3人による人体実験⑤

チャレンジ5冊目!
今夜の本

『恩讐の彼方に忠直卿行状記』

菊池寛


現在、取り組み中のチャレンジ内容はこんな感じ

読書はスポーツだ!

「読書力」著:斎藤孝

これは齋藤孝さんのご著書「読書力」に出てくる言葉。

「読書力」を要約すると読書は、自分を鍛えるツールである。
筋トレと同じく継続して鍛えることによって身となる。

読書好きと読書力は別のものであり、好きな本を読むのと読書力をつけるために読むのとでは読書をする行為は同じでも精神構造に大きな差が生じる。
その差が、読書力なのだ。

齋藤さんが提唱する読書力がつく目安は文庫100冊。そしてどの本でも良いわけではない。ある程度の読書力をつけるために必要な100冊がある。

ご著書で齋藤さんは読書力の筋トレに相応しい文学作品をご丁寧に100冊紹介してくれている。

読書力を高めるための読書!

やってやろうじゃないか!
読書は好きだが、読書力があるのかと問われると?が浮かぶ…。

?が飛ぶようではきっと無いのだろう…。

ブラックサンダーを餌に、3人の子どもたち(小4.小6・中2)も巻き込んで!

いざ、実験の記録をここに。

よかったらチャレンジの過程をどうぞ!

正直、今日の本は表紙を見たとき…面白くなさそう…と思いながら読書筋トレ100冊の1冊に入っているからが理由だけで手にした本。

が、この本深い!!
人間の業をまざまざと味わう羽目になった。

生きていく中で、人はたくさんの過ちを犯してしまう。
罪の意識に苛まれたながら、残りの余生をどういきるか?

死をもって償うは、ここでは容易い。
生をもってして、あがなうのだ。

報われないかも知れない、無謀すぎる罪滅ぼし…余生の全てを一心に捧ぐ生き方。
人間とは罪深い生き物だけど、同時に尊さを孕んでいる。

罪を許せたとき、1番に救われるのは自分だ。

齋藤孝さん選抜の筋トレ認定読書は、どれも読んだあと余韻を噛みしめてしまう。
思考の深まり、意識の広がりを感じる。

最近、友達とのラインの文章が無意識に情緒的になるのか…
「本みたい」
と、返信がきた。
ちょっぴり、うれしかった。

頭で考えるのではなく、心がしみじみと感じた気持ちや、感覚を言葉に綴れるような人になりたい。

思考力が深まると、それに少し近づけるような気がする。

こどもたちはそれぞれのペースで読み進めている。 

本を読む我々。癒しの又吉はいつもそばに。


彼らなりに読み方のコツを見つけつつある。

文脈の前後や、漢字の雰囲気で意味を探ろうとしている。

以前なら、少しでもわからない漢字があるとなに?なに?と即座に聞き放題だったけど、自分なりに考えるようになった。

彼らのとらえかたを聞いていると、頭の中をのぞき見しているみたいで楽しい。

・小6長男
楕円形をこれは?えんばんけい?
違うけど、ちょっと近い。おしい。
彼なりの努力を垣間見た。

・小4次女
辰っつあん(固有名詞)が登場するたび
これなんやったけ?
3回ぐらい辰っつあんがなにかを見失っている。
そーゆーあだ名のおっちゃんや!と3回説明した。
令和のこの時代…確かに
辰っつあんなる人物に出くわす機会ないか。
説明するたび、ちょっと笑った。

・中2長女

昔の椎名さんち


この部屋の共同生活に興味深々
めちゃせまない?

「6帖で4人住めるん?」

「てか、6帖の広さってどれぐらいなん?」

あらためて6帖の広さをわが家でいうとどの部屋にあたるかを説明すると、

「ひぇーーーこんなとろこに4人」

「女同士ではこれは無理や。
男の友情のなせる共同生活やなー」

男女は関係ない気もするが…
早くも、女子の生きる世界の過酷さを肌で感じているのね。

長女は今夜、完読! オメデトーー

ムシャムシャご褒美のブラックサンダーを食べながら、作中に登場する椎名さんとお友達とその後がきになる。

住んでたアパートをネット検索して

「ここなんや!」

「この人たち、実在してるわ。」

「ほんまに弁護士なってるーすごー」

妙なところで興奮。
楽しそうでなにより。

小学生組は月に1冊ペース
中学生の長女は月2冊ペース

月2冊読むと、100冊達成は4年後。

4年なんでまだまだ…と思うけど
4年何かに取り組んだ経験はきっとなにかになる!

よね?

今夜も読書で一日を閉じる。

グッナイ

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