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【3分解説】世の中はサイクルで動く

・「【3分解説】株価はどのように決まるのか」では、株価のサイクルは①企業が将来にわたり稼ぐ利益(ファンダメンタルズ)、②ファンダメンタルズに対する投資家のスタンス(投資家心理)のそれぞれのサイクルによって決まることをご紹介しました。

・そもそもサイクルとは何でしょうか。

・具体例を見ると、以下の図の通り、景気(GDP:国内総生産、その国で、ある年に最終的に生み出された商品・サービスの価値合計)や企業利益、株価は一定の中心線のまわりで振動している(サイクル)ことがわかります。このように、世の中で確認できる多くの事象でサイクルが確認できます。


・株価で言えば、年間リターンは平均的には配当と企業利益の長期成長率である6~9%程度になるはずですが、以下の通り株価の年間リターンはこの平均的な水準にとどまる年はほとんどありません。

・サイクルには一定のパターンがあり、中心線のまわりを振動するわけですが、多くの場合、中心線の周りにとどまる時間は短く、振動の両極にむかって動き続けます。また、上昇と下降は順番に訪れますが、その振れ幅・タイミング・期間はまちまちとなっています。
・ただ、多くは上昇は緩やかに進み、下降は急に進むことが確認できます。

・このようなサイクルがなぜ生まれるのでしょうか。
・サイクルの裏側では、人間の本性・心理が働いています。というのも、出来事に対する人間の認識が感情で大きく歪むことがサイクルを生み出しているのです。
・何か極端に悪い出来事があれば感情は負の方向に傾き、あらゆる出来事が悪く捉えられるようになり、そのことで更に感情が負の方向へ向かう、といった負の自己強化ループが回り続けます。これは逆もしかりです。このループが回り続けるので、ちょうど中間にサイクルがとどまることはありません。

・こうした人間心理は、人間であることを辞めない限り無くなることはありませんので、サイクルもまたこの世の中からなくなることはないでしょう。
・それでは、具体的に株価のサイクルはどのように決まるのでしょうか。

・続きは以下をご覧ください。


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