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【3分解説】株価はどのように決まるのか

・株式の価格はどのように決まるのでしょうか。
・理論的には、企業が将来にわたり稼ぐ利益(ファンダメンタルズ)に連動します。ですが、現実の株価は、現実には将来の利益に対する予想の前提となる企業の状況がそんなに変わらないにも関わらず、大きく変動します。なぜでしょうか。

・これは、企業が将来にわたり稼ぐ利益(ファンダメンタルズ)に対する投資家の受け止め方、すなわち投資家心理が楽観から悲観まで大きく変動するからです。
・楽観に傾けば、ファンダメンタルズは高く見積もられて株価は上昇しますし、悲観に傾けば、ファンダメンタルズは低く見積もられて株価は下落します。
・つまり、株価は①企業が将来にわたり稼ぐ利益(ファンダメンタルズ)、②ファンダメンタルズに対する投資家のスタンス(投資家心理)によって決まるのです。

・しかし、要因がわかったからといって株価の適正な価格がわかるわけではありません。
・なぜなら、②は様々な外部要因で大きく変動するからです。将来、某国の大統領で事前予想を覆す結果になるとか某国が隣国に侵攻するとか、こういった出来事自体の予測と、それが及ぼす影響(某国大統領が高い関税を設ける、政策金利引下げを中央銀行に強いる等)の正確な見積もりは難しいと言えます。
・要は、起こりそうな出来事の確率はざっくりとした見積もりはできますが、正確に何が起きるかは把握することができない、ということです。逆に言うと、最も起こりそうなことが、確実に起きるとはいえない、ということです。

・よって、株価は様々な要素が絡み合って決まる、「たまたまの産物」というわけです。
・では、この不確定な株価に対して何ができるのでしょうか。目を瞑ってエイ、とお金を投資するしかないのでしょうか。

・将来の株価の確実な予測はできませんが、今現在株価がどのような水準にあるか知ることはできます。
・なぜなら、株価を決定する要因である①企業が将来にわたり稼ぐ利益(ファンダメンタルズ)、②ファンダメンタルズに対する投資家のスタンス(投資家心理)のそれぞれが、上昇と下降を繰り返すサイクルを描き、その組み合わせで株価もまたサイクルを描くことになります。

・それでは、このサイクルとはどのような特徴があり、いつ頂点や底を迎えて、その反転をどのように見極めればよいのでしょうか。
・続きは以下をご覧ください。


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