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情報デザインコース卒業研究制作 ✧ インタビュー第5弾 | 竹田 未菜さん

みなさん、こんにちは!
多摩美術大学情報デザイン学科情報デザインコース 卒業研究制作展2023 - 「  」広報部門です。

今回のnoteは、卒業研究制作展参加者へのインタビュー記事の第5弾です。
これから約2週間にわたって全15名のインタビューをお届けしていきます!
彼らがどのような想いを持って今までの制作をしてきたのか、記事を通じて皆様にお届けできたらと思います。

第5弾は、「リボーダーデザインゼミ」に所属する竹田 未菜さんのインタビューをご紹介します。

✧ インタビュイー紹介

竹田 未菜 / MINA TAKEDA
多摩美術大学 情報デザイン学科情報デザインコース4年
リボーダーデザインゼミ(主査:清水 淳子講師)所属

── 普段は主にどんなもの、ことを制作していますか。

竹田:普段から絵を描くのが好きなので、1年生の頃から基本アナログのものを作ったり、絵を描いた作品をメインで制作したりしています。

✧ 卒業研究制作作品について

── 卒業研究制作で作成した作品の紹介をお願いします。

「はじまりのいろ」

竹田:私は水色が好きで、それを空間で表現しようということで、布をたくさん重ねて、1つの部屋みたいな、空間みたいなものを作りました。好きなものを思いっきり表現することはすごい勇気がいることで、今まで自分ができなかったことだったので、最後はそれをコンセプトにやってみようと直感的に作った作品です。

✴︎ きっかけ・制作を決めた経緯

── この作品を作ろうと思ったきっかけや経緯について教えてください。

竹田:私は自分に自信がなくて、それを壊したいと思ったんです。「最後だからちゃんとしたの作らないと」みたいな気持ちではなくて、本当に好きになったきっかけを探して、分析して、なんでこの水色っていう色が好きなんだろうとか、そういうところから考え始めたのがきっかけです。

竹田:自分が本当に記憶がない時から好きなものって言葉に説明できないというところもあって、それってすごいなって思ってて。大人になってから興味が湧いたものとか、言葉で説明できちゃうものを自分的にはあんまり作りたいと思わなかったんです。自分の今まで二十何年間ずっと好きなものっていうのを作るというのは、卒業制作として1年間作るものとしてやりがいを感じるんじゃないかと思って制作を始めました。

✴︎ 制作過程

── 制作過程を教えていただけますか?

竹田:4、5月で何を作ろうかなっていうのだけずっと考えていて、好きなものをテーマにするっていうのは最初から決まっていたのですが、これをどうやって形にしたら言葉にできない魅力をどうしたら伝えられるかなって考えていました。

 プリンセスのドレスとか、海とか、空の綺麗な風景とか、そういうものからイメージしたのが今の作品なのですが、そういうものを表現したいなって思った時に、布で空間を作るのが一番のアウトプットだと思ったのが6月で、そこから色々試作を制作し始めました。


──過程の中で上手くいかなかったことはありますか?

竹田:自分が表現したいものが曖昧すぎて、正解かどうかを考えちゃう時間がすごいあることですね。正直、自分が好きなように作れたから満足ではあるんですけど、「見る人がどうかな」とか「4年生の最後の作品として大丈夫かな」みたいな。不安はずっとありました。

✴︎ 制作を通して気づいたこと

── 卒業研究制作を最後まで終えて、気づいたことや感じたことはありましたか?

竹田:今まで自分が好きなものを好きなように作ってきてなかったから、楽しさみたいなのを初めて感じたというか、作ることがやっぱ好きなんだなっていうのはすごい感じて。実際就活とかも重なってたんですが、自己分析とかを同時にやっていく中で、別に人と比べなくていいんだなっていうのをこの制作をやってる中で気づきました。

 自分が何が好きで、なんでそれが好きなのかとか、どういうところからきてるのかとかを研究テーマにしたこともあって、ただただ自信なかったのがちょっと変わりました。自信がないっていうよりかは、自分はこういうのが本当は好きだったから、今まで上手く作品作れなかったんだとか、マイナス思考がちょっと減った気がします。

✴︎ 今後の活動・進路について

── 今後の活動や進路などについて、何かありましたら教えてください。

竹田:今決まってるのがジュエリー会社なのですが、本当に卒制があったおかげで、素直に自分の好きなものとか、好きなことに向き合えて良かったなって思ってています。この卒制は自分の好きなものを研究していたので、今まで曖昧になっていたものが言葉に出来るようになっていて、そして気づいたらジュエリー系がすごい通るようになりました。

 綺麗なものとかは好きではあったのですが、まさか自分が作れるとか、デザインできるとかは思ってなかったので、ダメ元で1回出したら、言語化できるようになってきたおかげなのか、ありがたいことにジュエリー系の会社で働かせていただけることになりました。これからやりたいことがあれば、元々ディズニーがとても好きなので、ディズニー系の会社に行けたらいいなとか思っています。

✧ あなたにとって 「爆発」とは?

── さいごに、あなたにとって爆発《ビックバン》と呼べるものを教えてください。

「自分の本心に素直に答えること」

竹田:周りと比べないで作ってる時間はとても楽しかったし、ありのままを出せるというか、周りは気にしなくていいっていうのは爆発に繋げられることなんだなと実感しました。

(インタビュー・編集:大島 怜、画像提供:竹田 未菜)


インタビュー第5弾、いかがでしたでしょうか。
本卒業研究作品は多摩美術大学 情報デザイン学科情報デザインコース 卒業研究制作展に展示されております。
記事だけには載せきれない、実際に見るからこそ伝わる魅力がある作品がたくさんありますので、みなさまもぜひ会場にお越しください!

第6弾は、「エンタテイメントとデザインゼミ」に所属する星 綾華さんのインタビューをお届けします。次回もお楽しみに!

多摩美術大学 情報デザイン学科情報デザインコース 卒業研究制作展2023 - 「  」

会期
3月3日(金)- 3月5日(日)10:00 - 19:00
場所
〒141-0022 東京都品川区東五反田5丁目25−19
東京デザインセンターガレリアホールB1&B2
アクセス
JR山手線五反田駅東口より徒歩2分
都営浅草線五反田駅A7出口正面
東急池上線五反田駅より徒歩3分

詳細多摩美術大学 情報デザイン学科情報デザインコース 卒業研究制作展

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