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『解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯 (河出文庫)』ウェンディ・ムーア著

Amazonのアプリを開いたら、たまたまこの本が出てきた。
ドリトル先生のモデルと書いてあったので、何年か前に随分血生臭い解剖医の伝記を読んだ覚えがあるけれど、多分、この本じゃないかと思う。

とても興味深かった。

こういう本を読むといつも思う。医学は万能では無いけれど、おそらく普通は現時点で分かっている範囲で最良の技術は提供してくれる。

それが後になってやっぱり間違っていましたということは、勿論、運が悪いとあるのだけれど、それがその時点での最良の方法なのであれば仕方ないのではなかろうかと。

結論が出た後に、過去の間違いをとやかく言うのは簡単だ。けれども、結論が出る前に試行錯誤をした事自体まで批判するのは少し違うのではと思わずにはいられない。

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