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日記 雲の流るるが如く

2023年8月16日

台風の直撃を回避した東京だが、今日は幾分涼しく、風がある。

お盆休みは昨日で終わり、できないちゃんの補講を再開する。
来週からはレギュラーの授業も再開する。
そしてすぐさま、代講依頼の連絡が来て、ヒマなのでお引き受けする
昼頃、甲子園で慶應高校が強豪広陵高校に、延長戦の末、勝利する。

そして昨日、アメリカの大学に進学すると進路変更した学生を囲んで、タコ焼きパーティーを我が家で開催する。
仲の良いクラスで、私も授業をしていても楽しかったので、なんだかイヤに寂しく感じる。

ああ、今日は雲の流れが早いな…と空を見上げる。
行雲流水
そんな言葉が頭のなかにぼんやり浮かんでくる。

もしも、
できないちゃんの行く末も、
レギュラーの授業の質も、
めんどくさい代講も、
高校野球の結果も、
そして、人と人との出会いや別れも、
何に対しても成るように成るべしと、執着を捨てたら平穏で簡素で立派な人生になるのだろうか。

私は断捨離が苦手で、たくさんのお気に入りのモノに囲まれて暮らしている。
もっと言えばムダに埋もれて生きている。
だが、それが心地悪いとは、実は思わないのである。

少々面倒くさいこともあるけれど、私はもう少しそんな幼稚な生き方をしていたい。
いつかは、そんな執着やムダも、老いと共に御せなくなり、手放さざるを得ない日が確実にやってくるであろう。
そんなときが来る一歩手前までは、今の自分でも良いではないか。

などと、そんなふうに今日も今日とて、自分を甘やかしてみたりして、いろんなことをやり過ごしている。

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