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日記 真夏の夕方に

2023年8月4日。

お盆休み前、最後の仕事は出来ないちゃんの個別授業。

嗚呼、君よ。
何故にそんなに勉強ができないのか。
何故にそんなに発想が乏しいのか。
それにも関わらず、何故ゆえ大学院への進学を切望するのか。

君よ、私はいま頭がクラクラするが、これは今日が灼熱の真夏日だからなのか。
はたまた、先日接種したコロナワクチンの副反応の名残なのか、それとも・・・。

指導が終わり、夕飯の買い物へと私は機械的に体を運んだ。
路地から駅前ロータリーに出ると「ちんどん屋」さんが!!!!!
シェイクスピアの名作『夏の夜の夢』の表紙が、思考の中枢に突き刺さる。
微妙に怖い。

しばらくすると、幼い頃に聞いたのと同じように、ちん、ドンという鐘と太鼓にラッパのメロディが乗る。
クラクラしていた頭に『夏のお嬢さん』のメロディが、心地よく通り抜けていく。
なんだか嬉しくなってきた。

しかし、待て待て。
ちんどん屋さんを見かけるのはいつぶりだろうか。
顧みてこれは現実なのか、夢ではないのか。
いや間違いはない。
しっかり写真が撮れているではないか…と言い聞かせる花金の東京に暮らす私であった。

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