海くん日記.60
腎線癌(摘出不可)と肺転移と診断された10歳のトイプードル海(うみ)くん。
海くんとの最後の時間を毎日書いていきます。楽しい内容ばかりでは無いし、書いてて辛いけど、病気の進行とか、愛犬の死への向き合い方とか、海くんと私の体験が、同じような境遇の方に何か参考になれば良いかなぁと思います。
もちろん諦めたわけではありません。できればこの最後の時間が、1年2年と続くといいなぁ。
日記
2022/8/9(快晴) 百度参り59日目
この日記も60日目。ここ数日で一気に衰弱してしまった海くん。今日も朝から病院で点滴です。
昨日は、点滴や痛み止めの注射の効果があったのか、病院から帰ってからは穏やかに過ごせてました。
私は夜勤でしたが、夜や明け方も、嘔吐することなく、呼吸も比較的穏やかに今朝を迎えました。
病院では、カートから立ち上がることは少なくなりましたが、他の飼い主さんや看護師さんが近くに来ると、お顔あげて尻尾振ってアピールしてました😊
腎臓の腫瘍は、ワンちゃんでは症例も少なく、研究や論文も出揃っていないそうです。
ただ、発見時の腫瘍のサイズから、予後は数ヶ月と言われてました。
そして現在、やせ細った手足に対して、お腹は妊婦さんのようにふっくら。明らかに腫瘍がお腹を圧迫してるのが素人目にも分かります。
先生は、"いつその時が来てもおかしくないです。海くんはものすごく頑張ってる"と仰ってました。
妻は、昨日の明け方の苦しむ海くんの姿がよほどショックだったようで、早く楽にしてあげたい、という意見です。
しかし私はどうしても決断できません。
今朝も仕事から帰ったら、トイレに立ち上がったタイミングだったとはいえ、ヨタヨタと玄関まで出迎えてくれました。
何も食べれない、呼吸も困難になりつつあるなか、エゴだと分かりつつも、もう少しだけ海くんに生きていてほしい。
その思いから、飼い主ともどももう少し頑張ることにします。いや、頑張るのは海くんか。
主な出来事
昨夜は呼吸は早いものの、穏やかに一晩過ごせました。
11:00 病院で点滴
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