SM考察 ペットとブラット


まいと出会った頃に「私はブラットだと思う」という話からお互いのSMにおける属性のようなものを考えたことがあります。
10ヶ月程毎日のようにやり取りをした今だから思うことを書いてみたいと思います。

※SMのことを語りますが当然のことながら100%個人の主観のみで書いておりますので何卒ご理解ください。

ブラット

Bratで検索すると真っ先に検索に出てきたのがガキというパンチのあるストレートなワード。その他にも悪戯っ子、悪童、悪ガキなどが並びます。そのまま大人になったらブレイキングダウンに参加しそうな感じがしますが、そこはさて置いて。

この言葉から推察すると、つまりブラットというのはヤンキー学校の生徒みたいな感じで暴れたり悪さをすることがベースという感じがします。そこに長い髪を耳に掛けながら「このバカちんがー!」って大声を出すおじさんが現れるわけです。このロン毛おじさん…またの名を金八先生とも言いますが、この人がブラットテイマーということになります。

元々持っている気質がそもそもワルで、それを叱ったり時には暴力を使ったりして心をぶつけ合った結果「俺たちみたいなクズでも、金八っつぁんは真っ直ぐぶつかり合ってくれるんだよ!!」みたいな感じに心を開かせて信頼関係を築くのが、ブラットテイマーとブラットなんじゃないかと言うのが今の私の考えです。
ひとことで言えばじゃじゃ馬を乗りこなす、みたいな。

ん?この一文だけでよかったんじゃないか?

ブラットの理解の難しいところが

  • 愛に飢えたヤンキーなのか

  • はたまた悪戯に愉悦を覚えたヤンキーなのか

この辺だと思うんです。この考察は気が向いたらまたいつか。

ペット

ペットは基本的に可愛がるものです。そしてSMにおけるペットは可愛がられることでより愛情を感じてオーナー(飼い主)に信頼を寄せてきます。
オーナーは愛でて褒めて育てる。悪いことをしたときも叱るのではなく諭す。常に愛情を持って接することでペットは少しずつ心を開いて身を寄せてくれますし、一度築いた信頼関係はとても強く深いものになるというのがオーナーとペット(私とまいの言い方だと飼い主とわんこ)だと感じています。
ひとことで言えば忠犬です。


まいはどっち?


出会った頃のまいは確かにすぐ噛みついたりしました。それ故に自分をブラットという枠で考えていたんじゃないかなと思います。あの頃は色々あって傷付くことが怖かったわんこでしたから、自己防衛のために攻撃をせざるを得なかったわけです。それを比較的すぐ理解することができたので、ずっと寄り添い続けた結果今の形になりました。すごく前向きになったし元気いっぱいで、本当にまいはよく頑張ったなーって思いますよ。

まいが自身をブラットだと思っていたもう一つの理由ですが、きっと上から抑えつけようとする相手が過去に多かったんじゃないでしょうか。そんなことをされたらそのうちわんこは噛みつきます。まいに限らず芯の強いマゾ女性、特にわんこ気質の方にはご理解いただけるのではないかと思います。

ということで私にとってのまいはまさしくペット。まいは私に対してはとても従順で素直で本当にいいこです。

ちょっと激しい愛情表現も


ただし悪戯もしてきますし、たまーに度が過ぎる手痛いアタックを仕掛けてくることもありますが、それもわんこなりの愛情表現だと感じています。

例えば…私が目隠しをさせられて足で踏みつけられた上に乳首に付けられたニップルクリップをパドルで思いきり吹っ飛ばされたことがあるんですけど、それもわんこなりの愛情表現やスキンシップです。ちなみに私にはマゾの気質が一切ないのですが、これはまいが楽しそうなので遊び方のひとつとして良しとしています。でも普通に痛いですけどね。可愛いわんこの為なんです。

そんなことさせるなんて!とか思う人もいるかもしれませんが、考え方だと思います。

例えば飼い犬が全力でじゃれて来た結果ひっかき傷が出来たとしても、それって怒ることではないですよね。遊ぼう遊ぼう!っていうテンションが高すぎただけですから。それにまいの場合やり過ぎたときはきちんと反省できるようになりました。素直で良いことなので、そういうときはむしろ褒めています。

まいの行動はブラットのように自分よりも相手が強いことを確認したくて暴れ回るようなものではなくて、そもそも愛情表現や試し行動から来ているものですから、ブラットの要素は少なくとも私に対してはゼロと言ってもいいのではないかと思っています。

最後までお読みいただき本当にありがとうございました。


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