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No.595|インプットのコツは、頭に適切な負荷をかけること

2024年8月21日 No.595 
当ブログは、ビジネスパーソンに向け、日々働く中で得た気づきについて発信します。
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筋肉をつけるためには適切な負荷をかけながら、正しい姿勢でトレーニングすることが大事だと言われます。

負荷がかかることで筋肉がつきます。


これと同じようなことが頭についてもいえます。
例えば、本を読む、という行為において、適切な負荷をかけずに本の冊数という量ばかり追求したところであまり意味がありません。

プラスチックでできたスカスカのダンベルを100回持ち上げようが1000回やろうが、毎日やっても筋肉はつかない。

筋トレで言うと、こうしたことは言わずもがなで明らかですが、頭については目で見てわからないため、やっている本人としても定量的な判断や実感を持ちにくいわけです。


大量の活字を目に通したところで、記憶に残らなければ意味がありません。
もっと言えば、行動が変わらなければ意味がない。

それでもインプットが大事だと考え、何冊も本を読む。
でも、仕事やプライベートに活用できる知識は積みあがっている感覚はなく、本の冊数だけが増えているという状態。


これだと、ざるで水をすくっているようなものです。
ざるですくっているため、やっている満足感はあるけれども水はまったく溜まっていない。

しかし、本人も「何だか溜まっていないな~」とは感じつつもそのまま続けている。

このように、本を読むという行為を見立てることができるかもしれません。
そして、これは何を隠そう、お恥ずかしい話、私の読書スタイルでした。


なお、本を読んで記憶に定着させるには、筋トレと同じで負荷を意図的にかけることがポイントになります。

負荷をかけながら読むことで記憶の量が増えるし、結果、行動する量も増え、成果にもつながってきます。

従って、より良い成果を求めるなら、適切な負荷をかけた読書のやり方が重要だと言うこと。

水をすくうには、いかにざるの目の粗さを細かくし、少しでもすくえるようにするかが大事になります。
すくう回数ではないということです。


では、脳に適切な負荷をかける読書のやり方とはどういう方法か。
それは、読書中・読書後に記憶している内容を「主体的に思い出す」ということです。

以前、この投稿でもご紹介した「科学的根拠に基づく最高の勉強法」という本があります。
これにも負荷のかけ方やその理論が書かれていますが、これよりも難易度が低く、わかりやすくまとめられているのが「脳が一生忘れないインプット術」という本です。

本や雑誌、セミナーなどのインプットをするときに粗い目のざるで水をすくっているような感覚でお悩みの方は一度、読んでみてはいかがでしょうか。

頭への正しい負荷のかけ方がわかります。


最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も「即断・即決・即実行」「平均ではなく異常をやり続ける」「わからないからすべてやる」「巧遅拙速」「大量思考・大量行動」でいきます!

●本日のまとめ

・筋トレで筋肉をつけるためには適切な負荷をかけながら、正しい姿勢でトレーニングをする必要がある。
・頭を使うということも同じであり、負荷をかけずに量だけこなしても頭を鍛えられない。
・読書をはじめとした各種インプットも負荷をかけることで記憶できる量が増える。

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