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No.556|ラーメンチェーンと中華料理店の成功要因の比較

2024年7月13日 No.556 
当ブログは、ビジネスパーソンに向け、日々働く中で得た気づきについて発信します。
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昨日たまたま、昼はロードサイドのチェーン店のラーメン屋、夜は近くの駅前の中華料理屋で食事をしました。

チェーン店は抜群にうまい!というわけではありませんが、ラーメンの値段は700円~で、まずまずおいしいです。

一方、中華料理屋は味自体は結構おいしいですが、少し単価が高い。
大体、王将の2倍くらいはします。


こう比べてみると、ラーメンチェーンは客層が広くて、ガテン系のおじさん、高齢のご夫婦、若い男女、小さな子どもがいる家族連れなど、色んな方に利用されており、単価は低くても日売で12万~20万くらいはありそうです。

一方、中華料理屋は高齢のご夫婦や大きな子どもがいる家族連ればかりで単価は高くても日売で5~6万ほどな感じです。


では何の違いがあるかというと、立地・ターゲットなどが異なりますが、わかりやすいところで言うと、その中の一つとして販促力の違いがありました。

販促ばかり上手でまったく中身が伴わないケースであれば問題ですが、中華料理屋は味はいいのに販促や商品の見せ方が伴っていない。

例えば、商品メニューの中の大根もちが、でかい皿に小さく3つ乗っていて500円、だったりするのですが、皿に対してスカスカの写真。

え、これで500円もするの?

って感じになっちゃうんですよね。


で、周りを見ていると、一品料理が高く感じるためか、周りはラーメン・チャーハンに落ち着いていて、単価が上がらないようです。

販促以外にも実際の商品の注文数から、顧客が望んでいるメニューづくりを行い、価格改定&メニューの見せ方を変えるだけで売上はずいぶん上げれそう。


本当に味で特化しようと思うと、相当なレベルに達しないと難しく、そこそこおいしいというだけではビジネスで勝ち残るのは難しいというのがよくわかるなぁと思った次第。

ターゲット・ポジショニング・ビジネスモデルを踏まえたうえで、事業戦略を練ることが求められます。

飲食店は特に戦いがハードなだけに大変です。


翻って考えると、飲食ほどではないにしろ、個人であろうが法人であろうが何かやる時にもそうですが、単にできることを適当に開始してみるというだけではうまくいかないということです。

だからこそ、コストはかけずにテストをしながら、どうすればうまくいくのかを試してみることが大事だと思います。

自分にとっての許容可能な損失の中で、やってみることが重要ですね。


最後までお読みいただきありがとうございました。
本日も「即断・即決・即実行」「平均ではなく異常をやり続ける」「わからないからすべてやる」「巧遅拙速」「大量思考・大量行動」でいきます!

●本日のまとめ

・ビジネスでうまくいくかどうかは市場・競合を見る必要がある。そこに自社商品やサービスがうまく組み合わさるからこそ、うまくいく。
・その組み合わせは、コストをかけて一か八かで探しに行くのではなく、コストを押さえつつうまくいくフォーマットや様式を何度もテストして見つけることが大事である。

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