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No.626|まちづくりの難しさ

2024年9月21日 No.626 
当ブログは、ビジネスパーソンに向け、日々働く中で得た気づきについて発信します。
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昨日は、息子と電車で姫路に行きました。

以前から、姫路城を見たかったのですが、行く機会がなく、昨日行ってきました。


姫路城までの商店街にある、古い書店を見つけたので、友人の竹下大学さんが書かれた著作「日本の果物はすごい」が販売されていないか、入ってみたのですが、20坪くらいでしょうか、本当に埃で煙たいんですね。

本も古くなっているのか、色が変わっているものも多く、古本屋にしか見えない。
本棚に並べてある本も売り物というよりは誰かの家の書棚のようです。

昔、地元にもこんな書店があったなと懐かしさもありますが、もはや老後の趣味であり、売ろうとする努力をまったく感じないため、商店街の活性化を図るには難しいという思いを改めて強く持ちました。

また、「日本の果物はすごい」も置かれていなかったですね。
ちなみに、こちらの本は、日本の果物とその歴史が書かれており、本当に切り口が斬新です。

大ベストセラーになるという噂の本のため、皆様も良ければ書店で手を取ってみてください。


その後、姫路城に向かったところ、姫路城の手前にある広いスペースでJC主催のイベントが開催されていました。

木の枡づくりを無料で体験できたり、キッチンカーもたくさん来ており、楽しいイベントでした。


姫路城に近いため、海外の方も来ているかと思いきや、全然来ていないんですよね。

思いのほか空いており、こんなに良いイベントなのにもったいない。

なぜかと思っていると、姫路城の出入り口からほんの200メートルにも関わらず、観光客を誘導していないんです。

姫路城に来ている方々はイベントに気づいておらず、そのまま大通りに沿って駅に向かって移動しています。


姫路城で集客ができているんですが、導線が確保されていないようです。

そもそも、観光客を誘導して儲けようというイベントではないようでしたが、せっかくなんだから姫路城から導線を創ろうってならなかったのか、というのが残念でしたね。


しかし、これはまちづくりの縮図だな、と思ってみていました。
色んな方と調整をしていくことで、とがった動きをしにくくなるのかもしれません。

私も仕事柄、後ろにどういった意思決定が行われ、市役所でも部署がまたがるため、どういうことになっているかが良くわかります。

一部の方に有利なやり方をしすぎると経営努力をしない方から文句が出るので市役所も動かない。


そうなることで、結局は全員が沈んでしまう、ということになるんだろうなと思っています。

文句を言われたり、嫌われたりすることを厭わないリーダーシップが求められますが、そのリーダーシップも発揮し続けることは難しい。

まあ、蹴落とす側の力はすごいですからね。
足を引っ張っても自分にプラスにはならないんですけど、相手を引きずり下ろすというメンタリティを持つ人が多い気がします。


経営努力をしなかったり、商売をあきらめている方を救うには厳しさが増していますね。

私は少なくとも、危機感をもって前向きにやっていきたい、そんな企業経営者の方や組織の方と仕事していきたいな、と強く感じました。

これからも日々、精進していきます。


最後までお読みいただきありがとうございました。
本日も「即断・即決・即実行」「めんどくさければGO!」「巧遅拙速」「大量思考・大量行動」でいきます!

●本日のまとめ

・まちづくりがうまく進まない理由は、意思決定に色んな方が関与するから。
・危機感をもって前に進もうとされている方々を支援していきたいものである。

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