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No.614|真ん中の「6」をどうするか

2024年9月9日 No.614 
当ブログは、ビジネスパーソンに向け、日々働く中で得た気づきについて発信します。
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先日、社内のある同僚から仕事の依頼があったんですね。
昔、その人と一緒にした仕事で良いことがなく、「限定的に依頼を受けることであれば可能」という返事をしたんですが、返信がない。


実は以前、同じことを当投稿でも記載したんですが、前も同じ展開だったんです。
まあ、上手く利用しようとしてくるんです。

唐突に連絡してくるくせに、自分に都合の悪い返信だと返信してこないって言うのが個人的には信じられない。


仕事のできる方ではあるのですが、一緒に仕事をしたいとは思わない方なので、今後同じことがあっても同様の対応にすると決めています。

返信をした後のオンライン会議で一緒だったので、忘れているわけではないのでそういう人なんでしょう。


何が言いたいかと言うと、こうしたことが積み重なると、何かあっても彼のことを応援したいとは全く思わないし、手助けもしないと改めて思いを強くしたんですね。


昔、田中角栄が言っていたようですが、選挙で勝つには敵を作ってはいけない、という言葉があります。

彼が選挙戦で大事だとしたことに以下の3つがあります。

第一は、できるだけ敵をへらしていくこと
第二は、自分に少しでも好意をもった広い中間層を握ること
第三は、人間の機微、人情の機微を知ること


簡単になぜ大事かと言うと、第一は、敵を増やすと足を引っ張られるわけですね。
第二は、多数決になった場合に中間層を自分の味方に引き入れることができるからです。
第三は、人は感情の生き物だからです。


2:6:2という組織の法則があります。
簡単に言うと、上は何をやってもファン、下は何をやっても大嫌い。
間が、いずれでもないというものです。

これを組み合わせると、2:6:2の真ん中の「6」に嫌われたら、選挙では勝てない。

ということです。


選挙と仕事は異なりますが、組織の政治力学で言うと、本質を突いたことだと思うんですよね。

物事を動かしていくためには、真ん中の「6」をどううまくリードするかが大事です。

しかし、この「6」が嫌い側によってしまっていると、協力者が減ってしまいますから物事は動きません。
※人事・カネを握るという手法を除くと、です


最近の自民党の党首選で言うと、石破さんがわかりいいですよね。
なぜか党員には好かれているけど、政治家には嫌われすぎて決選投票ではまず勝てない。

田中角栄の言う第一から第三まですべてができていないんです。


人間は感情の生き物であり、感情を害するふるまいを続けて受けていると、その人を嫌いになります。

好きだから賛成する、か、得だから賛成する

のいずれかでしかない。


こう考えると、無用に嫌われるということは避けるべきだと強く思います。

敬意を忘れず、お相手を尊重した動きや態度を取る
自分の損得だけではなく、相手とのwinwinを考える

ということを徹底していきたいものです。


最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も「即断・即決・即実行」「平均ではなく異常をやり続ける」「わからないからすべてやる」「巧遅拙速」「大量思考・大量行動」でいきます!

●本日のまとめ

・仕事を進めるうえで無用に相手から嫌われるのは避けた方が良い。
・相手への敬意を忘れず、winwinとなるように思考したいもの。

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