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たまCH(チャン)マガジン

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「 TOKYO GREEN AREAエリア(東京 23区以外の多摩エリア)の最大の魅力は“人”である」をコンセプトに、たまCHは「人」にフォーカス! TOKYO GREEN AR…
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#tamach2020

独自の世界観がしじみちょうとして花開く【なかじままさえさん】

島根県の宍道湖周辺では、しじみの貝殻に和布で装飾を施した「しじみの根付」作りが伝統的に受け継がれています。この技法でアクセサリーを制作している、なかじままさえさんも、子どもの頃におばあさまから、暮らしの中の手仕事としてしじみ細工を教わりました。故郷を離れた今、その技や文化を伝えたいという思いから「しじみちょう Made by Masae Nakajima」ブランドを立ち上げて活動。小金井から世界に向けて故郷の文化を発信します。 | 至極の一言 | おばあちゃんから手仕事と

コラージュでカラフルな世界を表現!国立を拠点にする絵本作家【ふくながじゅんぺいさん】

コラージュを用いたカラフルな作風が印象的な、ふくながじゅんぺいさん。小さい頃から好きだった絵を描き続けるうち、副業でイラストの仕事をするようになり、絵本として持ち込んだ作品をきっかけに絵本作家になりました。国立に住まいを移してからは、本好きなクリエイターの拠点ともいえる「国立本店」の7期メンバーとしても地域で活動。今回は、ふくながさんの作品の原画を見ることもできる、「国立本店」でお話をうかがいました。 |至極の一言| 僕の書く絵柄はコラージュが特徴でカラフル。原色でベタベタ

女性の感性とクオリティの高さが生み出すWorksとカードゲーム【mokumuku works/目澤知佳さん・志村 恵さん】

| 至極の一言 | 自分たちの商品作りから、命がけで事業に取り組むクライアントの気持ちを知る 郵便屋さんになって手紙のカードを届けるカードゲーム「レターズ」で、2018年グッド・トイ賞を受賞。続く第二弾「オレが船長だ!」も好評の「mokumuku works」は、目澤知佳さん・志村 恵さんからなるデザインユニットです。子育てをしながら、自分たちのペースでデザインの仕事をするために独立。デザイナーとしてクライアントの仕事を請けるにとどまらず、自分たちの商品を作って販売すること

人の顔色は伺わない!もっと自由に、それが美術家のはじまり【深浦よしえさん】

|至極の一言| 散歩の最中に花を見て「きれいだな」と思うような感じで絵を見てもらえるように、窓に絵を描き始めました 「音を絵で記録するプロジェクト」、「Open Atlier」、「窓絵」などの自主企画で、精力的に作品作りをしている深浦よしえさん。2018年に美術家としての活動をスタートしてから、「桃源郷芸術祭2019」、国際芸術祭「中之条ビエンナーレ2019」、国際野外アート展「トロールの森2019」など順調に活躍の場を広げてきました。「美術館に行かなくともアートに触れら

西東京市を盛り上げる!3つの名前を持つ行動派カメラマン【濱口 太さん】

|至極の一言| 写真で励ますことも有効だなと気づいた 3つの名前を使い分け、マルチに活躍するフォトグラファー・濱口 太さんは、地元・西東京市に密着した活動も積極的に行っています。コロナ禍では、西東京ビジネス交流会の後援で「今やるべきことプロジェクト」として、無料で撮影することで写真を通じて飲食店を支援。また、西東京芸術振興会が主催する「西東京百姿」フォトコンテスト・写真集の制作を通じて、西東京市の今を記録していくことにも力を入れています。 濱口太/河村フォトン/佳川奈央

こころを動かす琴線ピアニスト【川村奈美子さん】

| 至極の一言 | 私は小学校に行くときも、ちゃんとステージ衣装を着るんです。演奏すると、音に興味を持つ子、楽器に興味を持つ子、衣装に興味を持つ子。いろいろなことに興味を持つ子がいて。私自身、「美しい音楽、心にしみる音楽」を弾こうと決心したのは小学生のときでした。 小金井から世界へ!心にしみる音楽を奏でる 「ピアノが弾きたい」「ピアノが好きで、好きでたまらない」という気持ちを幼少期から今までずっと持ち続けている川村奈美子さんにとって、ピアニストはまさに天職。ただなぞって演

個性豊かな紙箱をつくっている加藤紙器製作所【加藤美和さん】

創業から半世紀以上、ていねいな手作業でこだわりの紙箱・貼箱を製作してきた加藤紙器製作所。「こんな形は無理でしょうか?」という要望に必ず応えようという姿勢を貫き続けたその技術を、近年はオリジナルブランド「TAKEMEKI」の商品作りにも注いでいます。お道具箱をはじめ、カラフルで遊び心あふれるデザイン性の高い箱は、容器としての立ち位置を越えた主役級の存在感。入れるものを想像するだけでも楽しい気持ちにさせてくれます。 |至極の一言| 中身を引き立てるのではなく、「箱が主役」の商

「ひのたね ひのかけら」としてボタニカルキャンドルを制作【古瀬陽子さん】

| 至極の一言 | 「キャンドルはいろいろな人の心に寄り添うもの。そして、灯の中で水を連想し、小さな大自然を感じます」 仕事のストレスから自身を癒すために作り始めたボタニカルキャンドルが、いつしか仕事になったキャンドル作家·古瀬陽子さん。 庭の植物を自分の手で乾燥させたり、顔の見える範囲から取り寄せたりと、素材にこだわり、植物の意思にゆだねる感覚でキャンドルを制作しています。オリジナリティ高い作品でありながら、作るときの気持ちは常にニュートラル。使う人のことを考えて、自分

謄写版(ガリ版)の美術的価値を、小平から世界に発信 版画家・Atelier10-48(アトリエとうしゃ)オーナー【神﨑智子さん】

|至極の一言| 謄写版(ガリ版)は技法としてとても奥深い表現ができる。でも絵を売るためにはバックボーンの説明が必要。だから、謄写版を研究してもらうため、美術的価値を残すために本を発行したんです。 謄写版(ガリ版)の美術的価値を、小平から世界に発信 謄写版(とうしゃばん)、いわゆる「ガリ版」といえば、世代によっては学校のプリントを懐かしく思い出すのではないでしょうか。今では知る人ぞ知る技術となってしまった謄写版の手法を用いて、表現活動をしている版画家の神﨑智子さん。国内外で

キャリアを数字化して8秒で心をつかむ秘訣を伝授!【大神賀世子さん】

| 至極の一言 | 「相手に思いやりとやさしさをもって、一歩踏み込む勇気がないと差別化はできない」 人材育成コンサルタントとして多摩地域でも活躍 人材育成コンサルタントとして独立して15年。『8秒で心をつかむ接客術』の著者でもある大神賀世子さんは、元CA。独自の接客・販促術で、ANA機内販売MVPを2回受賞。大切なのは、「ピカッ」の笑顔、強烈なキャッチコピー、そして相手への思いやりをもった8秒の会話だといいます。自身のビジネスも、口コミだけで53000人の集客に成功。予想

穏やかな微笑みにたぎるエネルギー♬もっと自然と遊ぼう!【後藤めぐみさん】

| 至極の一言 | 「カヤックではよく見ること、視界の広さが大切。それは日常生活も同じ。先を見越せていれば軌道修正ができる」 カヌーの魅力、多摩川上流の魅力を広い目線で伝える リバーカヤック歴30年以上、競技者として世界で活躍した経験もある後藤めぐみさん。23年前、「カヌースクール グラビティ」を立ち上げたのを機に東京・青梅に移住。多摩川上流御岳で活動しています。カヌーから学んだことは、広い視界をもつことの大切さ。ひとりでがんばるのではなく、それぞれが得意なことをして支え合