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#7「個人店の立ち上げに参画する」 質の違いから学び,日々の取り組む姿勢も激変!

前回の続きになりますが、ホテルの業務委託を行う中で滋賀県の生産者の方と触れ合う機会が増えていく中、「発酵食文化」の代名詞ともいえる、鮒鮓に始まり、チーズ職人、琵琶マスの養殖加工場、露地栽培の伝統野菜の農家さんと知り合うことができ、お客様にも満足いく料理の提供ができてきました。ただ、「お肉」だけはよい方と巡り合えずに悪戦苦闘している中、その当時の支配人の方と話していたら、「近江牛」といえば、ここじゃないか?という話から一軒の精肉店を知ることになりました。

ここが次なる場所になるとは思ってもみませんでした。

いつもの調子で思い立ったら行動の私です。休みの日にすぐに電話をしてアポを取り次ぎお話を聞いていただけることになりました。

(タイミングが良いのかスムーズに事が進んでいる。)

当日精肉店へ行き約束の時間より少し早くについてしまい、入り口前でウロチョロ(今思えば、邪魔だったような)入り口を入り、若いスタッフと目が合い、「ニコッ」と微笑みすぐに駆け寄ってきた。

ドアを開けるか開けないかくらいのタイミングで「いらっしゃいませ」と元気でハキハキしていて、久しぶりに聞いた気持ちがよい挨拶だった。約束のことを伝えると「少々お待ちください」と言って裏に駆け込む。なんとも気持ちがよい青年だったのを覚えている。少し待っているときにショーケースを眺めていると見事な配列で色も赤ピンクと言ったらいいのか、とにかく見事でした。(話した内容よりそのほうが印象に残っているくらい)綺麗に並べてもらったお肉達が嬉しそうな表情をしているようでした。

「案内いたします。」と先ほどの青年が駆け寄る。(なんとも憎めない、かわいい青年。)事務所に行くまでの短い距離でしたが、ごみ一つ落ちてなく、無駄なものもない、きれいなバックヤードでした。(職業柄そういうところはよく見る、イメージしていた精肉店とは全然違いました。)話が始まり、料理だけをやってきた私ですが肉のこともわかっているつもりでいましたが、まるっきり無知でした。知識だけでは太刀打ちできない領域で手も足も出ない状況でした。意気揚々と行ったのですが帰りは恥ずかしさと自分の知らなさ加減を思い知らされました。

ですが、一度は食べてみたいと思い、後日改めて連絡をし、送ってもらい、試食。目が飛び出るとはこのことですね。今まで食べていたのは肉じゃなかったのか?と思えるくらい衝撃的においしかった。

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これがそののちのレストランで出していた「熟成肉の炭火焼き」!

もう抜群のお肉を活かすように緊張感と炭の熱さで真冬でも汗が止まらない。

そんな美味しく食べたお肉のとりこになってしまった私がオーナーに惚れてしまい、いろんなイベントなどに参加し、いろんな人との出会いの中、タイミングよく新店舗の話をいただき、精肉店とレストランの併設する環境で仕事を始めることになるのです。

もちろん精肉店の青年も一緒にね!

#8「個人店の立ち上げに参画する」 質の違いから学び,日々の取り組む姿勢も激変! (NO.2)です。

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