2017年11月『想いを捧げる乙女のメロディー ~あふれる想いを調べにのせて~』
──最高のメロディーを二人で奏でていこう
・ガールズトークミニシナリオ
マジでミニシナリオという感じ。場合によっては店舗特典のボイスドラマかもしれない。でも、「あれだけいた寮生」ってリーリエのシステム上1つの風呂にそんな言うほど寮生いないのでは? あと園谷先生は隣の寮の寮監なはずだし。もし大浴場が全寮で共通だったならそこに入りに行った雨桜みさきくんにドン引きですよ。
・園谷千夏
相変わらず音楽に対する意識が低い。園谷千夏も部屋が汚いならそれでもいいが、「ヴィオラだけはちゃんと置いてある」とか書くべきだし(たぶん音楽室にある)、雨桜みさきも部屋にピアノがないから大学で練習するらしい。どういうお笑い? ピアニスト目指してるんでしょ。だからかさすがに「日本滞在中は音楽室のピアノで練習して良いと許可をもらった」とか言ってるけど、そもそも寮にピアノがない時点でおかしいし、練習時間が少なすぎる。
雨桜みさきの練習曲はパガニーニ大練習曲集第3曲嬰ト短調『ラ・カンパネラ』。音大生のセレクトとしては妥当だけどお前にこのレベルで弾けるの?
避妊意識あるかと思ったら結局つかわないでやっちゃうしさ……。
園谷千夏は「ヴィオラ弾くの久しぶり」とか言うし。そりゃ裏方に回ったのかもしれないけどさ、せめて一日5分でも良いから弾きなさいよ。
ほんとなんで音楽を題材にしたのか。
・水澤沙耶香
複数ライターになった故の弊害なのか、園谷千夏の時と雨桜みさきの思考回路が違いすぎる。園谷千夏の時は、ファンから声かけられて嬉しそうにしたことに園谷千夏が嫉妬したことに気がつくくせに、水澤紗耶香ではリーリエの学生からちやほやされて嬉しそうにしたことに水澤紗耶香が嫉妬したことに気がつかない。あまつさえ「僕、何かしちゃったんだろうか」だからな。
しかもほとんどが主人公の回想で進む。それはそれでいいんだけど、だったら回想じゃなくてその時で書けば良いだろう。しかも雨桜みさき視点の回想なのに沙耶香の心中思惟が出てくる。明らかにおかしいだろう。最後も最後で「ドイツと日本に戻った」って。主人公は「戻った」でも水澤沙耶香は「日本に残った」だろう。
・野々宮美亜
ファンディスクというより続編。でもちゃんとドイツの部屋にピアノがある、それだけでもう満足だよ。園谷千夏ルートでは部屋にないからわざわざ大学に行っていた模様。この野々宮美亜は全体的に共通ルートでの野々宮美亜の行動原理に近い。でも、塚原いづみとのメタな会話とか女装バレ云々のくだりに尺を割きすぎな気がする。雨桜みさきの着るドレス、なんか縄文時代の服装みたいですよ。このルートは日本に戻るけど先の水澤沙耶香と違って回想とかではない。やっぱり無義歩が書くシナリオはダメだよ。こうやって別ライター入れるとそれが残酷なまでに分かるよ。
・秋月瑞穂
なんか声かわってない? 大丈夫?
でもちゃんと音楽の指導をしてる。あと小石川琴音が調弦ではなく調整をしてる。たしかにそれなら道具必要だし専門職として人を頼るのは分かる。小石川琴音に「冬休みにまで出てきてもらって」と言うから今回は呼び出した=日頃の調弦は各自でやってるんだと思ったら、小石川琴音がいきなりヴァイオリンを調整し始めた。水澤沙耶香さんの楽器は個人のものでしょ? なに放置してるんですか?
ラ・カンパネラは確かに練習曲だけど超絶技巧なんですよ。なにカジュアルに練習してるんですか?
あとナース服でそのガーターはダメでしょ。それに主人公も「お兄ちゃん」って呼ばれたんだから「瑞穂さん」じゃなくて「瑞穂」って呼び捨てにしろよ。
・小石川琴音
初めて『ラ・カンパネラ』に言及される。このルートのライターは「難しい」事は理解している模様。
でも雇用契約を口頭でだけで交わすのは危険でしょ。
下着泥棒。泥棒は皆「借りただけ」とか言い訳するんですよ。ぐいぐい来るのは分かってたけどまさかここまでとは……でも行為の是非はともかくキャラクターの動きとしては違和感ないので。
このルートはしっかり「音楽の授業」をするくせに小石川琴音は毎日ピアノを調律する。なんで?
ここで衝撃の新事実。リーリエの女学園の学生寮で楽器弾くには許可が必要だった。なんのための学生寮なんだか。
ぐるぐる眼鏡は完全に要素として忘れ去られてるし、普通の眼鏡かけるし。しかも「ウエディングドレスの写真を同封します」ってラストCGはその写真を見せろ。無能か?
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