動物が好きな人は霊感があると思う


星に関係ない話しなのですが。

いやだってもう星の話しなんて他の方がバンバン投稿してくださってるし、今更私が発信しても、何番煎じかわからないのと、それだったら依頼主様の星視るわ!てことで。

題名のまんまで、動物が好きな人って何らかの霊感があると思ってます。

私が自分の変化?に気が付いたのが12、13歳頃?いやもう少し前かなぁ。もうあまり覚えてませんが、引っ越した先の家がまあ私には合わなかった。あれは一種の霊道?良くない気の溜まり場だったのではないかと思います。
またそこは別記事で書くつもりですが、今回はその時に出会った猫ちゃんの話し。

引っ越した先の家でよく金縛りにあったりこ、変なもの視だした辺りだったと思うのですが、たまたま訪れたペットショップで「この子もらってください」の張り紙とともに箱に子猫ちゃんが入ってました。アメショ風の美しい生後三ヶ月ほどのオスの子猫でした。
もう本当に一目惚れをしてしまって、この子は私が連れて帰らなきゃ、って使命感に駆られたのです。

仕事中だった母にしつこく電話して何度も食い下がって、猫ちゃんをお迎えするように泣きながらお願いしました。
そして半分無理矢理な形で我が家に迎え入れ、毎日毎日自分のお小遣いからご飯代を捻出。
猫ちゃんはすぐ懐いてくれました。それはもう私の腕枕で眠るほど。
大変、頭のよい子で電話であれだけ五月蠅かった母も1週間経つ頃には「この子すごくお世話しやすいわー」なんて言って可愛がってました。

そんな猫ちゃん、とても不思議な子で。
私が金縛りにあうと起こしてくれたり、何だかお家の中で寒気がした時は「にゃーん」なんて言って膝に乗ってくるので、絶妙なタイミングというか、解っててやってるんじゃないかとか、それぐらい私がその猫ちゃんに感じる一体感は素晴らしいものでした。

当時は田舎の1件家に住んでいたので、ご近所さんの猫ちゃんの放し飼いは当たり前で、私もそんな認識でしたから、家を自由に出入りさせていたのですが、

ある日、部屋で勉強していたときに、なんだかふと怖くなったんです。

私の部屋は和室で外に出ると廊下から1階に下る階段が続いていました。その廊下に出る襖を開けたままで勉強していたんです。それは私の背中側にあり、いつも廊下に背中を向ける形で机に向かっていたのです。

「ミシ・・」

階段がきしむ音がしました。外はまだ西日が傾きかけたころで明るいし、部屋にも直接陽光が射しているような状況で、まさかね、と笑いとばしたかったのですが、私の心は「違う」と言いました。

でも振り向けないのです。

どうしよう・・・そう思ったときでした。

「にゃーーーん」

気の抜けるような声で机にピョンと飛び乗ってきたのが私の猫ちゃんでした。
いつの間に外から帰ってきていたのかは分かりませんでしたが、鶴の一声ならぬ猫の一声。重たかった空気からは解かれ、そんなことよりも僕を抱っこしろと言わんばかりのアピール。

はいはい・・・と仕方なくまるで人間の子供のように縦抱きにしてやったその時でした。

「ミシ・・・」

また廊下が鳴ったのと同時に

「シャーーー」

とすごい剣幕?で威嚇する猫ちゃん。
私にはそれが「振り向くな!」と言っているように聞こえ、ただ唸る猫ちゃんをギュッと抱きしめるしかありませんでした。

3回ほど威嚇した後、鳴らなくなった廊下に出てダッシュで階段を下りました。

その時に何となく家の中の気持ち悪さみたいな物も無くなったような気がして不思議でしたが、それはきっとこの子のおかげ!間違いなく猫ちゃんも私みたいに色々感じてるんだと確信しました。当の本人(本猫?)はその後すぐ外出してしまいましたが、「また危なくなったら僕を呼んでね」と言ってるような気もしなくもなかったです。

それから約1年。猫ちゃんとの完璧な一体感はずっとありました。きっと今から思えば猫ちゃんは私の彼氏だったに違いありません。
毎日一緒に寝て起きて、金縛りにあえば起こされて、怖いときは側に居てくれて。たまに、狩りの成果を披露されて。求愛???

そんなある日、猫ちゃんが帰ってきた気配がして、今日はやたら遅いななんて思いました。鈴の音が聞こえて階段を昇ってきたと思ったら、またすぐ降りていったのです。
何か変だなと思いつつ、翌日に部活の地区試合を控えていた私はそのまま寝てしまったのです。
それが翌朝も帰って来ない、おかしい。。。と家を出る前に不安がっていたら、家の呼び鈴が鳴り近所の人が来ました。途端、母が慌てて家を出て行ってしまいました。

「あっちにいってなさい」

その言葉が聞こえて以降はあまり記憶がありません。気が付けば試合は終わっており、その時ようやく友人達に「猫ちゃんが死んでしまった」と声にして泣くことができました。

帰宅しても実感は無く、埋葬は済んでいましたがそれを聞いても、まだ帰ってくるのではないか、と不思議な確信めいたものがありました。
しかも最悪なこととして、猫ちゃんが亡くなって一ヶ月ほどでまた金縛りや霊障のようなもの?が起きるようになっていったのです。

やっぱり猫ちゃんが守ってくれていたんだ、なんて金縛りが頻発する中思っていましたが、さすがに三日間続いた時は体力も精神力も限界を感じました。

その三日目の夜、二度目の金縛りがやってきて、おまけに女性の笑い声と男の子が私の周りを走り回り顔をのぞき込んでくる、ついでに男の人もいる、なんて感じで1家族分の幽霊いるなって認識で、さすがにマズいかも、と意識を手放そうとしたときでした。

部屋の窓からヒューっと黒っぽい何かが入ってきて、世にも恐ろしい声で鳴き出したのです。

「ぅ・・うに゛ゃあ゛あ」

私はもう訳が分からなくて、でもそれも一瞬でした。
金縛りがあっという間に解けて、聞こえたのは、猫ちゃんの鈴の音とゴロゴロといつものように喉を鳴らしながらすり寄ってくるふわふわの毛。

あぁ、助けてくれたんだね、ありがとう。

意識を手放してしまい次に目が覚めたのは明け方で、薄暗い部屋で号泣したのを覚えています。

不思議なことにそれ以降は視る、聞くことが格段に減りました。
後日、気が付きましたが、猫ちゃんであろう存在が入ってきた窓のある方角には猫ちゃんのお墓があるのです。
死んでからも私を守ってくれた猫ちゃんはまさしく私の守り神でした。
このことがあってようやく私は猫ちゃんがもうこの世から居なくなってしまったことに納得したように思います。

そしてこれはだいぶ大人になり、人から見聞きして思ったのですが、動物が好きな人や好かれる人はきっと本人が気づく気づかない関わらず霊的な感覚が人よりも優れているということ。
そして、動物側もそれを解っているということ。昔話にある狐の恩返しとかそういうのもあながち嘘の話しではないと思います。

私は「彼」以降も猫ちゃんと出会い暮らして居ますが(今5代目。4代目もまだ健在)
「彼」のような子には会ったことがないのです。
あそこまでの猫ちゃんとの一体感は無いのです。

私の星の配置の関係もあるのか、「彼」が私の感覚を自覚させたきっかけになったのは間違いなく、出会ったのもきっと運命だったのでしょう。

縁は人だけに限ったものではないということですね。

この記事を書いている今も記憶が逆流したみたいになって涙がとまりません。
でも生まれ変わりという概念が真実だとすれば、きっとまた出会えるはずなので、その時を楽しみに、少しづつ鑑定士という立場で人助けをしようと思います。




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