【#創作】行動する人はカッコいいと思う。 #寄付について考える
ずっと、つけっぱなしのTVから「難民を救う寄付」のCMが、流れてきた。
『あなたのご寄付により、救える未来があります。』
私はずっとこのCMを見て、本当に寄付する人っているのかな?と思って子供のころから見てきた。
その夜、ある男性と知り合った。
所謂、飲み会という名の合コン。
「カンパーイ✨🍻🎶」
「どこ住んでんの?」
「仕事は?」
「彼氏いないの?」
延々と、不毛な質問が続き、不毛な合コンは1組もカップル成立することなく一次会で終了を迎えようとしていた。
皆でそろそろと、店を出ようとすると、友達の1人が私のバックについていたチャームに目を止めた。
「なに?その犬、可愛いね」
「あ、これ、可愛いでしょ?」
「盲導犬goodsなんだけど、可愛くって、つい買っちゃった、サイト見たら、他のグッズもデザインシンプルで可愛いんだよ」
「いいね、それ、可愛い」
女子にとっての『可愛い』は『最強』だ。
それは盲導犬への支援活動団体が出しているチャームで犬のぬいぐるみの形をしていた。
その会話に、幹事をしていた男性が
入ってきた、
「そういうの興味あるの?」
『そういうの』とはどういうことだろうか?
寄付とか募金とか『そういうの』という意味だろうか?
それとも、可愛いチャームという意味?
ぬいぐるみとか、可愛い過ぎて大人げなかったのだろうか?
「うん、まぁ。見つけたのはたまたま、だけど、気に入ったから」
私は、なんとなく気恥ずかしい気持ちで答えた。偽善とか、年甲斐もなく、とか思われただろうか。
その幹事の男性は、周りが『さて、帰ろう。』としたタイミングで急に饒舌に喋りだした。
「これ、見て!」
彼は腕に付けているものを、グイっとこちらに見せてきた。
「なに?これ?ミサンガ?ブレスレット?」
ミサンガという、発想自体が時代を感じるが
ミサンガとは、一時、サッカー選手の間で流行ったアレだ。よくみると、ミサンガともちょっと違う感じだ。糸で編み込んでアルファベットが読めるようになっているものだった。
会計を終え、みんなでぞろぞろと帰る最中、私はその彼の腕についてた、ミサンガ(みたいなブレスレット)についての話は続いた。
(あれ?なんか…)
彼は小学生の頃からUNICEFに興味があって、月3000円の寄付を繰り返していたが、もっと直接現地の子供の役にたちたいと思い、学生の頃に、バックパッカーのように旅をして歩いたこと。
そのミサンガはその時に知り合った、現地の人が作ったもので、それで寄付を募ろうとしていること。
私は素直に、彼の行動力に驚いた。
あと、もう一つ、今朝みたCMを見て、寄付する人、いた。初めてみた。
その時なんだか、よく分からないけど、
『誰かのために何かをする。』
カッコいいなぁと感じた。
不毛な飲み会だったと思っていた合コンは、いい出会いに変わった…?
…ような気がしなくもない(笑)。
誰だって
「世の中にいいことはしたい」
「役に立つ人間になりたい」
と思っているはず
でも、行動に移すまえに、
「偽善とか言われたら」
「バカにされたら」
「無駄だからやめとけ」
そんな否定的な非難を浴びるかもと
一瞬、臆病風がふく
でも、本当はそんな他人の目なんて、
自分の心の目に比べたら大したことないのだ。
自分の心に聞いて、
その行動が善いのか、悪いのか、
心地よいか、どこかに違和感がないか、
それだけなんだよな。
一瞬の臆病風をフー💨と吹き飛ばす勢いと勇気が持てば良いだけ。
行動は勇気がいる!
その後、彼とは特になにか発展をしたということはなく、時間が過ぎていったが、
今は『UNICEF』のCMを流れても、(本当に寄付する人いるのかな?)とは思わなくなった。
いまでも、目の前に困っていそうな人がいる時、声をかけるのは勇気がいるし、コンビニに置いてある募金箱にお金を入れるのも、気恥ずかしい。
でも1歩踏み出して、もし自分が困っている人の助けになることが出来たら。
心地よい気分になれるかも知れない。
誰かに「ありがとう」と感謝されることもあるかもしれない。
世界の片隅に「ありがとう」と
あなたに
感謝を送る誰かがいるという事。
それは、とても暖かい。
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まだまだ、分からないことばかりです! 優しく教えてもらえる方、何卒よろしくお願いします。読んで元気になれる記事を出せるといいなぁと思ってます!