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Monday, 11/1/2021

犬とミルク

文脈を作る力を身に付けなくては。読まれ手でも、読み手でもなく、語り手になること。魅力を持つのは文体であって内容ではない。 二階堂奥歯「八本脚の蝶」(河出書房新社)

・良き語り手にならねば、良いものは作れないということ。誰にも真似できない文体を身につけるべきであるということ。

・どんよりモードのなか、ここは誤字脱字も、ポンコツな文脈も、うまく書けないもどかしさもいらだちもすべて忘れることができるから良い場所だなと思う。だいたい、書くこと自体わたしは苦手なのだ。

・気づいたら11月になっていた。あなおそろしや。

・VHSを巻き戻すあの感覚が好きだ。DVDやデータ配信ではけっして味わえない感覚とでもいうのか。自分の手(実際は機械がやってるわけだが)でリールを巻き戻すという行為は、何事にも代えがたい映画的体験だ。最近、巻き戻しましたか?

・「アストリアアセンディング」しばらくプレイしていない。おそらくはヴァニラウェアの作品に影響を受けたであろうグラフィックと崎元仁の音楽は良い。FF10のスフィア盤を思わせる星座をモチーフにしたスキル取得システムも見た目が美しいので好きだ。

だが、ひとつの作品としてみるとあまりにも未完成。誰かがこのゲームのことを「デバッカーの気分になれる」とぼやいていたが、まさしくその通り。果たしてストレスを感じながらやるゲームに意味があるのだろうか。これは小説にも、何にでも言えるけど。

とにかく戦闘が鬼畜難度なのでノーマルからイージーに変えてみたが、あまり変わらないような気がする(それもどうなの?)。こんなふうに人生も簡単にモードを切り替えられたらいいのに。なんともやさしくない世の中だ。

ところでこのゲーム、オクトラが8という数字に特別な意味をもたせているように3という数字にやたらこだわる。第333期デミゴッド、3年という任期、そしてデミゴッド(半神)ゆえの余命3ヶ月という残された時間。そうか、死ぬのかあなたたちは。


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