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ワーママの職場復帰 ロジカルシンキングでリハビリ! 前編

2018年5月下旬。1歳の娘の保育園入園が無事に決まり、職場復帰しました。
職場復帰してやっていけるのか、不安がありましたが、気付けばもうすぐ2年です。
今でこそ産休前の仕事の感覚を取り戻し、フルタイム勤務の人よりも高いパフォーマンスも上げられるようになりましたが、
復帰したころは「ザ仕事のできない人」に成り下がっていました。
いわゆる「産後ボケ・育休ボケ」というやつです。
これからの季節、職場復帰のママたちが多いと思いますので、早期に「育休ボケ」から脱出する方法をお伝えしたいと思います。


1.産後ボケ・育休ボケとは

産後ボケ・育休ボケとは子育てのために育休を取得してしばらく会社を休むと、仕事の勘が鈍ってしまう状態です。
一般的には以下の症状が現れます。

・記憶力の低下
・すぐに言葉が出てこない
・集中力が続かない
・パソコンの使用方法を忘れている
・簡単な事でもミスをする
・考えをまとめられない
・思っていることをうまく伝えられない


実はこれらの症状は単に”長く休んで仕事を忘れてしまっている”だけではないようです。この「産後ボケ・育休ボケ」には科学的根拠があったのです。


2.産後ボケの原因 ”マミーブレイン” 

妊娠・出産により、ホルモンバランスは急激に変化します。
このホルモンの分泌量の変化の影響で女性の脳は妊娠中に4~8%ほど萎縮するそうです。
脳の萎縮ってアルツハイマーと一緒なんじゃ、、、とこれを知った時には思いました。そうです。この脳が萎縮して「ボケ」の症状が出ていることが"マミーブレイン"と呼ばれています。アルツハイマーの脳の萎縮は元に戻らないけど、”マミーブレイン”の脳の萎縮は半年ほどで元に戻るそうです。
良かった!

脳が萎縮している"マミーブレイン"の間は、ある程度の「ボケ」は仕方のないことと諦めた方が良いかもしれません。
諦めるというより「自分の状態を受け入れる」というべきでしょうか。

・脳が委縮して忘れっぽくなっているからメモをしておこう
・簡単な事でもミスをしやすいから頻繁に確認しよう
・考えがまとまらずに思っていることをうまく伝えられないから、
 伝える前に文章にして読み返してから相手に伝えるようにしよう

こんな風に自分の状態を受け入れ、対策を考え・実行するようにしてみるといいと思います。

今でこそ過去を振り返って「こういう対策をとれば大丈夫!」と自信を持って言えますが、当時はそんなこと考える余裕はありませんでした。
何て言ったって、”絶賛マミーブレイン中!”な私の脳みそでは考えはまとまりませんから笑
ただ、今だから思う私の最大の失敗はこの”マミーブレイン”の状態を放置したことです。

考えがまとまらない、ミスを連発する、言葉が出てこなくて「あれ」を連発する、、、、
子どもの世話、家事に追われているうちに「今日も何もできなかったな、、、」と思いながら眠りにつく。
そんな日常を過ごしているうちに、いつの間にかその状態が”普通”になってしまったのです。

産後1年経って、とっくにマミーブレインの時期からは抜けているはずなのに、定着してしまった私の日常の”普通”は変わりませんでした。

そんな状態のまま私は仕事復帰してしまったのです。



後編へ続く。


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