2022年　新年のいただき物

2022年の新年は、長野県の蓼科の別荘地で迎えました。
一面の雪景色。真っ白の世界で、なんだか夢心地なんです。

そして、新年早々に、うれしいことがありました。
とっても、ありがたいことです。

それは、素敵なプレゼントをいただいたことです。
ひとつは、プロのカメラマンのＵさんが作った、犬の写真のカレンダー。
ふたつめは、別荘地の長老のＦさん手作りの、ぶどうの蔓の輪。

どちらも人の気持ちが込められた、温かみたっぷりのものです。
「いただいても、いいんですか～？！」って、ありがたく頂戴しました。
60歳になっても「お年玉」は、うれしいんです。いいでしょう～！

今日の出来事は偶然です。
だけど、たまたま起きたことには道筋があったようです。

まず1月2日に別荘地の管理事務所で開かれた「餅つき会」に参加したこと。
ここで、長老のＦさんと初めてお会いして、Ｆさんご夫婦と顔なじみになれました。

つぎに今日1月4日、Ｆさんから「歩きませんか？」とお誘いを受けました。
お昼前ごろ、私がパソコンの前で「お仕事」をしていたところに、
玄関のドアをノックする音がして顔を出してみたら、Ｆさんご夫婦の姿が。

高齢のご夫婦ですけれど、完全な雪歩きのお姿！　
両手には杖ではなく、ストックをがっちり持って。
雪の反射光対策のサングラスが、またまたイカしてますし。

そのお二人の姿を見て、私は自分がモグラのような感じがしました。
誘っていただいてうれしい反面、雪歩きの装備がない自分が気恥ずかしくて
「すいませ～ん、今、仕事をしているところで」と、断ったんです。
その後私は、Ｆさんご夫婦が雪道を歩く姿を部屋の窓から眺めていました。

そうしたら、あれっ？　気持ちが急転。今から一緒に、歩きに行こう！
簡単な防寒着姿に急いで着替えて、走ってＦさんご夫婦を追いかけました。
この機会を逃したら、二度とＦさんからのお誘いはないかもしれない、　　と思ったから。

緩い下り坂の雪道を、転ばないように注意をしながら。
先を歩くＦさんご夫婦の姿が見えてきたので、手を大きく振りました。
間に合った！　追いつけた！　3人で歩けて、うれしい！

別荘地の道は点在する別荘の前を通るように、大きな円を描いています。
Ｆさんご夫婦とお話ししながら、ゆっくりと上り坂を進みます。
お聞きしたら、散歩コースは1時間から3時間などいろいろあるそうです。

Ｆさんから「フリーランスの職業の人は多いね。大学教授もいる。プロのカメラマンさんも」と話を聞いていたら、道の先の別荘からそのカメラマンさんのＵさんご夫婦が出てこられたんです。
ほんとに偶然です。時間や歩くコースが違っていたら、出会えていない。
これって、すごくない？

ＦさんはＵさんに「カレンダーまだある？欲しいな」と話しています。
Ｕさんが「ここにあるよ」と車に乗せたケースを開くと、カレンダーが！
あ～、ラッキーすぎる。

ＦさんがＵさんからカレンダーを受け取る様子を見て、
私は思わず「私もください！」とＵさんに厚かましく言ってしまいました。

カレンダーは有料です。でも、お金を持ってきていません。
日を改めて、Ｆさんを通じてＵさんにお金を渡すようにします。

Ｕさんご夫婦と愛犬が散歩に加わり、私たちは坂道を歩きだしました。
Ｕさん夫婦の首には、しっかりとカメラがあります。　　　　　　　　　道々、Ｕさんは雪道を歩く愛犬の姿を撮影。シャッターチャンス！
道が分かれるところで、Ｕさんチームと私たち3人はお別れとなりました。

これからは、下り坂です。ゆっくりゆっくり、雪道の上で足を運びます。
前を見ると、細長い木の枝が道の半分までふさいでいます。
Ｆさん夫人の「あれをどけて」とＦさんに話す声を聞いて、私は枝を拾いに行きました。

「フラワーアレンジメントで使えるそうです」とわたしが説明すると、
「ああ、奥さんが使うんだね」とＦさんが応えてきました。
「餅つき会」に私と参加してＦさんご夫婦とはご挨拶済みの「奥さん」。

でも、冬の枝は曲げようとしても乾燥して折れてしまい、使えません。
「うちにあるこの蔓（つる）を上げるよ」
Ｆさんが玄関近くにかけてある丸まった蔓を差し出します。
「これはブドウの蔓だよ」
温かい季節の時に、大きく曲げておいたそうです。

ウワ～オ！　いいんですか？！　またまた、素敵な頂き物を。
ほんとにほんとに、今日はうれしいこと続きです。

これが、本日のお品です。

こうやってブログを書きながら今日の出来事を思い返して出てくる言葉は、「人のつながり」です。
つながりが生まれたのは、私が人と会いに外に出ていったからです。
Ｆさんご夫婦とＵさんご夫婦からいただいた心、気持ちに対して、私はこれからお返しをします。
って言いながら、何をどうお返しするのかな～？　と思案中です。