Unknown

自省録

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あなたへ

あなたを愛していました それが愛だったのか 今はもうわからないけれど あなたを愛していました そんな気持ちははじめてでした あなたにはもう届くことのない手紙をここに綴ります 出逢った頃のあなたはわたしの目を真っ直ぐにとらえ見つめていたことを覚えていますか あなたに見つめられると、2人の間の一瞬の時が止まったように感じたのを覚えています あなたと聞いた音楽はいまでも鮮明にあの頃の2人を映し出します あなたと手を繋いで歩いた雨の日の街を、今はひとり歩きながら、ここに居るはず

    • 心臓

      突然に心臓が、ギュッと握られているような そんな感覚になる時がある その痛みはどことなく心地が良くて 自然と頬が緩む 無限の宇宙が心の中に広がり その想いは細胞という細胞から溢れ出して 大地とつながり、際限なく巡っていくような あたたかい気持ちに包まれる この世に産まれ落ちて そんな想いを持ったことがあっただろうか 恥ずかしげもなく愛を感じることがあっただろうか 忘れていただけなのか わたしはこの感覚を知っている気がする もうずっと、ずっと、昔から 生きていると不思議なこ