一人の人間に変わりはない

今回はかなり重要なお話。

少し前にアジアンヘイトについて世間ではかなり話題になってましたよね。その時に僕すごく変な気持ちになりました。

それが何かというと、僕一応ストリートダンスをやっている人間なんですけど、去年黒人差別があった時には沢山のダンサーやダンサーじゃない人でも真っ黒の写真を投稿したり、ハッシュタグを使ってストーリーを上げていたりしてたのに、アジアンヘイトに関しては特に目立った投稿は見られなかったんですよ。

なんなら僕らはアジア人で、こっちの方が重要そうな感じがするのに。

結局みんながやってるからやってるという右向け右の日本社会の悪いところが出たと思いました。

ストリートダンスにおいてヒップホップってかなり大事なんですけど、ヒップホップを語る上で黒人の存在は欠かせないワードなんですよね。ただそれも結局は建前なのかと。
一人の人間に変わりはないし、この世の中誰も差別されるべきではないというのはみんな当たり前のようにわかってると思ってたんですが、わかってるつもりの人が多くてかなり残念な気持ちになりました。

投稿するしないは別にどうでもいいし、アジアンヘイトに関しても投稿してないだけでみんな思うことがあるかもしれないけど、やっぱり側から見たらそう思われても仕方のないようなことをしている。

大事なのは一人一人の記憶やその事象を忘れてはいけないという気持ち。差別され、亡くなられた人々も投稿で世界を変えてくれなんて思ってないはず。僕らは僕らのできることをしましょう。

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