無題

自分のことを優しいと思ったことはない。
ただ弱いだけだ。
いいひとになろう、優しいひとになろうと、何度も決心する。
でも、全然なれない。
毎晩反省会して落ち込む。
明日こそは、と思う。何度も。


今、とある手続きをしている最中で、病気関係の書類を集めたり書いたりしている。
うつ病、と何度も書いた。
口にするのとは違って、改めて重みを感じた。
恥ずかしい、情けない気持ちが心の中で小さく動いた。
例えば同じ状況の他人には全くそんな気持ちは持たないし、むしろ、よく頑張ったんだねと背中をさすってあげたい。
でも自分自身に対してはそうは思えないな。
4年も経ったからもうずっと前に消化した感情だと思ってたけど、完全には消えてないんだね。
両親は私以上にキツいだろうなあ。
ほんとに、申し訳ない。ほんとに。



多分私は結婚できないし、しない。
ただその事実があるだけなのに、つい何かに期待したり、反論したり、深読みしたり、自意識過剰か。
29歳という適齢期のせいにしている。
結婚しないということは、一生誰かの一番になれないということじゃないかと思う。
遊んでくれる友人がいても、その人には他に一番がいて。
寂しがりの私にはそれが最も厳しいかも。
今のところ、どの年齢でも寂しさに慣れたという大人は見たことがない。
慣れないらしい。
気が重いね。
就労も結婚も出産もしない女は社会的地位が底辺なのかなあ。
どれかふたつをなせば、存在意義に安心できるかなあ。
私はね、何かを得たいのかもしれないね。

失うばかりでは不安だものね、ずっと。

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