見出し画像

【696/1096】ざまあない

きみを喪ってから
下の子に起きた悲劇
悲劇というか理不尽
大人の身勝手さによる理不尽に
苦しんだ日々
それらとの決別からようやく1年
つらく大変だったが
助けてくれる人たちにもめぐまれ
あきらめず耐えてきた下の子に
よくがんばったねと
改めて思う

きみのことで悲しむ余裕もなく
それらの理不尽のために
同行していた日々を思う
一市民の非力さを悔やみつつ
一市民の優しさに胸を打たれ
人生いろいろ 

歩み寄りや思いやりがあれば
もうすこしちがっただろう
最後までやり方を変えず
こちら側の気持ちを汲むことのない
そういう人たちにはじめて会った
すこしも重なることのないもの

その人たちの行く末
それぞれにそれなりに
未来へ進んでいるようだ
ど真ん中で平然としていた人は
変わらないかわりに
結果もそこそこ
ざまあない
他人にそんな風に思うのも珍しい
人を大切にしない人
自分のルールを押し付ける人に
いい未来なんてないんだな
そう紐づけて気持ちをなだめる

すこしでも歩み寄りがあれば
ちがった未来があっただろう
結果だけでなく
充実した中身のある日々
本当の仲間意識
大切なことは目に見えなくて
それのあるなしで結果はだいぶ違うのに

変われない人の変わらなさ
こちら側に学びはあったけれど
楽しさ 楽しみを奪われたことに
代わりはない
残念だった

そこから離れて
日々たのしげにしている子ども
よかったね こころから思う
よかった 楽しいのが一番
それだけでいい

残された者の日々
昔へのぐち