【193】③ただ静かに言葉を紡ぐ。朝の昼のほんの一時。上澄みのひと掬いを拾いあげる。夜の感情は色濃く感じる。良くも悪くも。春はあけぼの。ようよう蒼くなりゆく空。夜と朝の隙間。眠るもの動き出すもの。始まりと目覚めの終わりの静けさに安堵する。ひとりだけどひとりでない。向き合う幸せ。
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