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分からないことばかりである

週末、奇妙礼太郎の25周年ライブに参加し、そのまま、なんばで飲んだ。約2年前、ライブで1番聞きたい!と思った曲を今回も聞くことはできなかったが、最高の夜となった。

味園ユニバースでライブを見て、味園ビルで飲みながら、つい最近のことのように大阪での日々を思い出す。20代の青春が詰まった毎日は、いつ振り返っても旨くて、良い酒の肴になる。当時、わかったような気になっていたことが急に分からなくなっていたり、違う見え方になったり。恥ずかしい発言や、思い出したくない出来事も多い。そして、2年前、分からないことばかりという振り返りをしていたが、それは今も変わらない。

分からないことをほおっておくのが嫌なのか、勉強時間は京都に引っ越してきたから明らかに増えた。おそらく家族にも迷惑をかけている。それでもわからないことだらけだし、どうすればいいかもわからない。別に病んでいるわけでもなく、でも、もやもやが続く。

奇妙さんは、昨晩は迷いを断ち切ったかのように歌うシーンがいくつもあった。歌っているときのアーティストは素敵だ。ワンマンの、小さいライブハウスで見る奇妙さんも好きだけど、ステージの奇妙さんは、違った魅力がある。それにつられて周囲もとても良い雰囲気だった。きっと、自分と同じようにもやもやしている人もいるのだろうし、アーティスト全員そうかもしれない。完璧な状態なんてないだろうし、そんな状態になったら、きっとそれはまやかしか、何も考えていないか、なのだろう。

もうすぐ年末。粛々と、年内残した仕事に向き合いながら、考える日々が続きそうだ。

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