怒涛の怪獣連休二連発
先週末から始まった京都みなみ会館、ゴジラ&東宝特撮GW連続上映。緊急事態宣言下で何とか営業を続けているみなみ会館のスタッフ様、そしてイベントに携わっているすべての皆様に感謝を伝えたいと思います。と、まるで〆のような文章を書いてしまったけど、本題はこれから。
時短営業ながらも上映を続けるみなみ会館、では、目玉のイベントはどうなるのか? ひょっとしたら中止になるのかも? と懸念していましたが、これも無事開催の運びとなりました。今回は『ゴジラVSメカゴジラ』上映後のトークに、翌日は『ゴジラVSキングギドラ』のコメンタリー上映。
まずは『VSメカゴジラ』トーク。劇中でベビーゴジラに入っておられたマンガ家でありスーツアクターの破李拳竜氏がゲスト。とはいえこの状況なので、初のリモートトークとなりました。初めてのリモートトーク、久しぶりの聞き役で、緊張で内容が飛んでしまうことよりも、果たしてうまくつながるのかどうか、が不安でした。しかしそこは昨年来、数々のリモート舞台挨拶をこなしてきたみなみ会館館長はじめスタッフの皆様、事前の打ち合わせの段階でその不安は軽く吹き飛んでいきました。
そして本番、劇場のスクリーンに映し出される破李拳さんの姿にどよめく場内。そしてスムーズに進むトーク。そして、破李拳さんのここぞという発言に画面に大写しになるキャスト社中村社長! その後も何かあればみなみ会館のスクリーンに大写しになる社長。ZOOMは語り手の音声ではなく口の動きでメイン画面をピックアップするのか。道理でマスクをしていた自分は大写しにならなかったのか。社長のアップ以外は大きなトラブルもなくトークは無事終了。しかし、サイン会、握手会はできないものの、今後はこのリモート形式が主流になるのかもしれない。
その翌日は『ゴジラVSキングギドラ』コメンタリー上映。コメンタリー上映とは実際に映像を流しながらゲストがあれこれ話す、というもので、過去にもウルトラのイベントの際何度か実施されましたが、どうしても画面に見入ってしまいトークを忘れがちになるのです。30分番組でもこのありさま、果たして1時間43分の作品に持ちこたえられるのか?
ゲストはアンドロイドM11号でおなじみのロバート・スコット・フィールド氏。明るく陽気なおしゃべり好きのアンドロイドである。もう、お任せしてもいいかもしれない、あとはいかにお話を聞きだすか、である。そして本番バーンとタイトルが出てからトークがスタート。不安はどこかに消えていった。さすがアンドロイド、30年前の作品のこともまるで昨日のことのようによく覚えている。そして何より、出番のない日でも本編、特撮両方の現場に足を運んでいたというから、その情報量も膨大なものでありました。それはもう、演者ではなく助監督ではないのか? と思うぐらい。
そして滞りなくイベントは終了。ロバートさんは再び23世紀へと帰っていったのでした。
イベントは終わったけど、上映はまだ続く。公開延期になったけど、『ゴジラVSコング』を迎え撃つべく、今週末まで暇を見つけては通いたい、と思うのでした。大変な状況だから、気を付けて通いたい。もう、他の映画館は軒並み休館なのだから、なおのこと。
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