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◎百足の草鞋/超越!怪獣配布編


 ミニシアターと私、というお題目ですが、ほとんど怪獣のことになってしまってます。毎月京都のミニシアター、みなみ会館に通ってるから間違ってはないんですけど。

 嵐のような怪獣ラッシュの2014年が終わり、2015年。

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  昨年末のオールナイトで精も根もつき、『あぁ、これでしばらく怪獣映画はいいや』と思った……。だが!

 またもやってきた京都みなみ会館! 昨年の『大怪獣大特撮大全集』が大好評だったのと、今年もいろいろとメモリアルな年でありますので『超大怪獣大特撮大全集』と銘打ち帰ってきた! そして、昨日はそのプレ上映企画『ゴジラVSビオランテ』『モスラ2海底の大決戦』の二本立てだった。 そう、宿命のライバルに呼び寄せられるように京都へ。

 今回は昨年亡くなられた川北紘一監督が最初に手掛けたゴジラ映画と、最後に手掛けられた怪獣映画という組み合わせ。(当時のブログより)

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 みなみ会館の上映イベントも『超大怪獣大特撮大全集』と銘打たれて継続されました。第一弾はそのプレ企画として『モスラ2』『ゴジラVSビオランテ』の平成怪獣2本立て。

 この時期、とあるお誘いを受けてしばらく東京で仕事するかも、となっていました。どうしよう、東京でやっていけるのか? そんなモヤモヤも結局、兼任していた介護職がどうしても休職できない、とのことで立ち消えとなってしまいました。誘ってくれた方にも、先走って長期休暇を願い出たほかの職場の方々にも迷惑かけました。百足の草鞋ははき違えると全体がガタガタしてしまうのです。

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 2月もプレ企画第二弾『劇場版超星艦隊セイザーX』『海底軍艦』の轟天号大活躍な二本。吉本新喜劇の『ドリルすんのかい、せえへんのかい』に引っ掛けたプログラムかと思いましたが、違いました。

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 そして3月。いよいよ『超大怪獣』が始動するのですが……。本格スタートに合わせて、広告、映画紹介記事を兼ねた新聞のようなものを出したい、とキャストのF氏からお話がありました。映画の記事を書かせてくれるとのこと、特撮怪獣映画の文章が書けるということで、断る理由はないのですが、さて困った。詳細な解説はネットや書籍に載ってるし、内容は本編を見ればわかるし……どう攻めればいい?
 

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今年は何度も見た映画も多いし、お休みしながら通おうか、なんて思ってたんですが、劇場で配布する『超大怪獣大特撮大新聞』に原稿を書くことになりました。思い入れとうろ覚えの記憶で書く、まったく頼りにならない映画紹介記事。それでいてディープファンからライトユーザーまで楽しめれば、と言う欲張りなことを考えております。(当時のブログより)

 去年散々通ったし、今年は時々見たいものだけ見ようと思っていたのですが、そうもいかない、というか、やはりこの熱狂の渦に飲まれたい、という思いがありました。
 
 詳細な記事はよそで嫌ほど読めるから、こちらは記憶に頼ってうろ覚えで書いていこう。怒る人もいるかもしれないけど、それで行ってみよう、と思いました。いっそ嘘書いてもいいですか? と聞くと館長さんは『いいですよー』とおっしゃってくれました。

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 そして3月。『三大怪獣地球最大の決戦』『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』という、二大怪獣スターVS宇宙怪獣というオープニングにふさわしい組み合わせ。そういえば、この特集でゴジラを上映するのも今回が初めて。ゴジラだったら見たい、と今回は次男だけでなく、長男、長女の三人を連れて京都へ。 

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 場内では『バイラス』劇中でも食べているサンドイッチが販売されました。
 

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 劇場入り口で入場者に一枚ずつ配られる大怪獣新聞。ノリと勢いとあいまいな記憶で書かれた紹介記事。果たしてみんな喜んでくれるやろうか、目の前で捨てるのだけは勘弁してくれ……等々嬉しさと不安が入り混じりつつもゴジラとガメラの活躍を堪能したのでした。もちろん来月も新聞は発行するとのこと、そしてその先も……まさか今年の春まで続くとは思いませんでした。人生初の月一連載といってもいいうろ覚え怪獣記事、これでいいのかなと思いながら毎月書いております。そしてこの年も毎月京都に通うことになりました。

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 はじめてのミニシアターで昭和の怪獣映画を見た娘(当時小1)は、すっかりモスラが気に入ったようでした。

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