見出し画像

絶望なんて無縁の「発達障害」との向き合い方

僕は心理学的と中医学、そして化学医学を複合させた治療法をもって多くの方からのメンタルのお悩みにお答えさせていただいています。

僕には娘と息子がいますが、子供にまつわるお悩みも非常に多く、一人の親としてもお子さんのお悩みには特に力を入れて改善に臨ませていただいております。その中で非常に多く寄せられるお悩みとして「発達障害」に関するものが非常に増えていきます。

発達障害、と一言に言っても自閉症、アスペルガー症候群、小児期崩壊性障害、ADHD(注意欠陥・多動性障害)などその種類は多岐にわたり、それぞれは全く異なる特性を持ちます。関連の病院では特殊な検査基準に乗っ取り診断を下しますが、そもそも発達障害というのは先天的な脳の器質異常により起こるものであり、知能や肉体的な発育には問題がないために「ちょっと周りと違う」というレベルのものから集団環境での適応ができないレベルまでこれも多岐にわたります。

「障害」という言葉がついていることと、近年日本でも遅ればせながら発達障害についての理解と知識が増してきたことから診断を受ける方の数も激増していることもあり、診断後に特に親御さんが絶望感に叩き落とされるケースが僕の相談でも後を絶ちません。

今回この難しいテーマで記事を書こうと思ったのはまず「絶望する必要なんてない」ということと「性質を理解して適切なケアをすればほとんど問題なく環境に適応することがほとんどのケースでできる」ということ、そして何より「発達障害は決して破滅的な障害などではなく突出した才能を持つ可能性も極めて高いものである」ということをお伝えしたかったからです。

今回の記事は発達障害の分類と、発達障害のお子さん、あるいはご自身が発達障害と診断された時にどのように接して、毎日の生活を行っていけばいいか、それをまとめたものです。日本人はアスペルガーやADHDを器質的に持っている民族だと僕は常々思っています。だから決して絶望などせず、ご自身の特性として前向きに活かしていくための情報としてぜひお読みいただきたいと思います。

それでは早速お話を始めていきたいと思います。

ここから先は

3,829字
この記事のみ ¥ 100

サポートいただきました方からのリクエストには優先的に記事をアップさせていただきます。いただきました金額は執筆機材の充実とさらなる知識向上で皆様に還元させていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします。