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描くと思考がまとまる!クロッキー帳は優秀な思考ツールだと思う。

絵描きの友、といえば、クロッキー帳ではないでしょうか。

スケッチブックよりも肩肘張っている感じがしなくて、サイズ感もちょどいい(僕はA4よりちょっと小さいくらいが好き)

クロッキー帳とは、簡単に言えば「絵描きの自由帳」みたいなものです。

ちょっとしたもののスケッチや、作品のアイディア、その他いろいろな思ったことや感じたことを自由に描いていく、絵描きの頭の中みたいな感じです。

このクロッキー帳、自分は

・アイディア用
・スケッチ用

と用途を分けて使っています。

今はホルベインのクロッキーを使っています。

アイディア帳として

個人的に、クロッキー帳は、アイディア帳として使うことが多いです。

自分はいつもカバンに入れていて、日々感じたことや、これからの作品のアイディアを、とにかく感じたらすぐ書き留めるようにしています。

文字でも、絵でもOK

走り書きでもOK

とにかく忘れないように、ひらめきを逃さないように。
綺麗にまとめるのは、いつでもできます。

例え、ひらめきが作品に直接関係なくても、自分は描きます。
今は関係ないと思っていても、後で繋がることが意外と多いからです。

自分の中で何か引っかかった、ということが大事だと思っています。

頭の中でモヤモヤしているものを、なるべく具体的になるように絵や文字に起こしていくと、「ああ、自分はこう言うことが言いたかったんだ!」と描きながら納得するとことも多いです。

これは新年を祝うダイヤモンドを描こうと思った時のページ。
このイメージが、、
こうなりました

このように、僕の作品のほとんどは、クロッキー帳に描いた、断片的な絵や文字を組み合わせて作っていきます。

罫線がないのがいいんです。

描いた文字と文字をつなげたり、そこに自分なりの考えを書き加えたり。
そこにイメージを加えることもできる(絵描きの本領発揮!)

構想が見えてきたら、次のページには詳細なスケッチを描いて、イメージを具現化したりもできる。

視覚優位で、自分の考えを深めることができるので、クリエイターとの相性が非常にいいと感じます。

PCも使いますが、考えをまとめるときは、圧倒的に紙の方がいい。
これは個人的な感覚ですが、直接脳にアクセスしている感じで、いいんですよ…(語彙力)

学生の頃からずっと持ち歩いている、なくてはならない存在です。

スケッチブックとして

スケッチブックは文字通り。

作業の合間にリラックスしたい時とか、気分を切り替える時、精神集中したい時などに短時間で絵を描く時に使っています。

動物園で出会ったペンギンとか
日々のスケッチ詰め合わせ

これが、いい気分転換になるんです!

自分の場合、絵の仕事をしつつ、趣味も「絵」なので、休憩時間にも絵を描いたりします。

わかってくれる方、いますよね…!?

クロッキーは作家の脳内整理

クロッキー帳は、作家の脳内を整理するために使う、虎の巻的な要素もあるので、もし展覧会で作家さんのクロッキーやスケッチブックが見られたりするときは、めちゃめちゃ見ちゃいます。

ああ、こんな風に考えていたんだなぁ、と理解が深まることもあるし、その人の作品の作り方が見えてくる場合もある。

作家的には、手の内を明かすような要素だったり、個人的な感情も書いてあることが多いので、あまり公の場に出さないものだと認識していますが、もし展覧会で見かけた際には、熟読してみるとその作家さんのことがより理解できるかもしれません。

と言うことで、本日はクロッキー帳についてお話ししました。

皆さんも自分のクロッキー帳、大切に育ててあげてくださいー!

今日も素敵な1日を!
TAKUYA YONEZAWA


【画家のおすすめ】
自分の使っているクロッキー帳です。
紙はクリーム色でザラザラしていて、鉛筆の乗りがいいんです。

マルマンを使っている方の方が多いかもしれないですね。こちらの方が、紙質は少しサラサラです。


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