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コーヒーについて調べてみた


【テーマ】コーヒーを飲むことによる効能等

コーヒーって飲んだら結構いい感じじゃね?と思っていくつか調べた結果をだらだら乗せます。



コーヒーの効果はカフェイン?

結論からいうとカフェインが良い効果をもたらしているとは言い切れない。実際は複雑系でいろんな効果が絡み合っている。

2020年慶応大学の研究によると、どうもピロカテコールというポリフェノールの一種が良い効果を生み出す原因の一つみたいだ。

コーヒーの習慣的喫飲による生活習慣病予防効果の分子基盤

https://www.jstage.jst.go.jp/article/yakushi/140/11/140_20-00150/_pdf/-char/ja




カフェインは脳に影響を与える?


カフェインの摂取は脳の灰白質を少なくさせるが、10日間やめると元に戻った。

カフェインが脳を変化させる可能性があるが、今回の実験では元に戻った。

コーヒーを元から常飲している人とそうではない人の比較ではないので注意。


カフェイン抜き

毎日のカフェイン摂取は悪影響があるかもしれない。健康な効果もたくさん見られるが。

カフェインは覚醒作用があるので運動のパフォーマンスを上げたい人は摂取している人も多いだろう。

ところがカフェインは耐性がついてくるので効果が薄れる。

カフェインはどうしたら抜けるだろう?

カフェイン半減期は4時間。

例えば半減期の10倍の時間、40時間たつとカフェインは1/1024になっているということだ。

40時間、およそ2日間たてばおよそ1000分の1になっているので無くなっていると言える一つの基準になりそうだ。耐性が戻るかはわからないが。

ちなみに紅茶だとカフェイン量がすくなく、テアニンによるリラックス効果と相殺してまうようだ。


コーヒーは脱水作用がある?

コーヒーの脱水作用について聞いたことがある人はいるかもしれない。

カフェインによる運動のパフォーマンスの向上を目的にコーヒーを摂取する人も多くいると思うが、夏の炎天下で脱水が促進されては困る。

本当に脱水作用はあるのだろうか?

結論から言うと、日常の摂取レベルならコーヒーによる脱水は問題ないそうだ。

コーヒーの脱水を心配しなくても、そもそもコーヒーの水分で補給できるので、コーヒーに普段からなれている人なら水での水分補給とさほど変わらない。

実験では300 mg/dayのカフェインで、運動のパフォーマンス向上のためのカフェインは体重×3mgぐらいなので脱水のデメリットはなさそう。

コーヒーだけで取ろうとすると体重60kgの人だと300mlぐらい。


コーヒーを飲むと心不全のリスクが低下

コーヒーには「たくさん飲む人は長生きする傾向がある」「死亡リスクが低くなる」「不眠症を解消したり脳を活性化させたりする」という健康上のメリットがあるという研究結果が存在します。そんなコーヒーのメリットに、「心不全のリスクを下げる」を追加する研究結果が新たに発表されました。



カフェイン摂取量と死亡率のコホート研究


カフェインを摂った方が死亡率が下がるという報告。

カフェイン摂取量が多いどのグループでも全体としての死亡率が低い。

カフェイン摂取量によって対象者を4グループに分けました。

1日10mg未満
1日10-99mg
1日100-199mg
1日200mg以上

コーヒー1杯ぐらいでも死亡率は下がりそうだ。
(とはいえコーヒーが死亡率を下げる因果関係とは言い切れない)


コーヒーの飲み過ぎは?

カフェインの致死量をコーヒーでは取る前におなかがたぷたぷになる。

それ以前に、おもしろいことに人は血圧の高さによって「無意識にコーヒーを避ける」能力をもつという研究がある。


コーヒーにまつわる本

時間軸を通してコーヒーについて知ることができます。
カフェで政治や思想言論の議論がかわされるカフェ文化の一端をになってきたので、コーヒーから見る世界史はまた一味違います。


安定のブルーバックスさん。コーヒーの科学について知ることができます。科学的に起こっている現象は30年後もおそらく変わらず、カフェでうんちくを語れるのでコスパが良いです。


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