見出し画像

4月に協会に入会しなかった1年目診断士の末路

※ 本ブログは、中小企業政策研究会 企業内診断士の輪を広げる「楽しい」チーム(以下、企業内チーム)で4月に発表した内容を元にしています。タイトルはちょっと大げさです。

中小企業診断士の宮﨑です。

6月も半ばとなり2019年上期も終わろうとしています。昨年末に中小企業診断士試験に合格し、来月7月から実務補習5日間コースを受けるという方も多いかと思います。私も昨年の今頃は同じ状況でした。
本ブログでは、
・2月に5日間コースの実務補習を終えたが、協会に入会はしなかった
・4月に診断士協会が開催する各種イベントには出席したが協会は未入会
・夏の実務補習を終えるまで、入会するかどうか保留中
という方の参考になるべく、私の実体験をお伝えしたいと思います。

協会に入るということ

診断士協会については本マガジンの皆様からの投稿も多くなっております。代表として企業内チームの三木リーダのブログを紹介します。

診断士は協会への入会は必須ではありませんが、三木さんのおっしゃる通り、入会には色々なメリットがあります。実務補習期間中でも「準会員」として入会が可能ですので、いつ入会するのか、が迷いどころです。

乗り遅れ

さて、毎年4月は診断士協会におけるイベントが多くなっています。2月から3月に実務補習15日コースを終えた方がイベントに参加するのにちょうど良いタイミングになっています。
・3月に実務補習15日間終了
・4月に各協会でイベント&入会受付
・5月6月に、各研究会やマスターコースに入会
という流れが出来ています。まるで年1回の定期運行バスのように、そのバスに乗ると自然と活動できるようになっています。

私の場合は、イベントには参加したのですが、あえて協会に準会員で入ることも無いだろうと思っているうちにバスに乗り遅れ、未入会となりました。

一方で、私は協会の外で活動をしていました。協会に属さない中小企業政策研究会のいくつかの研究会(分科会)に見学に行き、自分に合うところを探しました。また研究会のサポーターとして運営の裏方仕事もしていました。

実務補習期間

私は2018年の7月と9月に2回目と3回目の実務補習を受けました。ただ協会については先生からは入会せよというプレッシャーはありませんでした。特に9月は実務補習最後で修了式まであったのですが、実務補習を受けた仲間達も入会はしなかったように思います。

また、政策研究会ではここぞと思う研究会に出席し続けました。研究会は夏頃から秋にかけてだんだん参加者が固定されていくのですが、その中でも参加し続けることで、顔を覚えてもらったりして、だんだんと居心地が良くなっていきました。

秋の協会イベント

実は10月にも診断士協会ではイベントを開催します。夏に実務補習を終えた方が協会のことを知って入会するのに良い機会だと思います。「思います」と書いたのは、私は参加するつもりたっだのですが、急遽予定があり不参加で実態は不明なためです。もし参加していたら、勢いでその場で協会に入会していたかもしれません。

診断士登録後に迷う

実務補習を終え、私は2019年の11月に診断士登録されました。この段階でどこかの協会に入ろうと思ったのですが、どこの協会にするか1ヶ月間迷いました。具体的には、
・居住地である神奈川県協会
・1回目と2回目の実務補習の先生が所属する東京協会城南支部
・3回目の実務補習の先生が所属し、勤務先に近い東京協会中央支部
で迷いました。

そして入会

結局、城南支部に入会しました。入会には推薦書に推薦人の署名が必要なのですが、実務補習メンバの忘年会の際、実務補習の先生に書いてもらいました。
ちなみに推薦人は実務補習期間中に先生にお願いするのが一番早いと思いますが、実務補習が終わってしばらく経ったなど、あてがない方は、協会に直接相談すると先生を紹介していただけることもあるようです。また、協会のイベントではその場にいらっしゃる先生に署名してもらえることもあります。

また費用ですが(実は私も知らなかったのですが)年会費は入会月に応じた月割りです(東京協会の場合)。規約としては入会金3万円、年会費5万円ですが、私は12月入会なので12月から翌年3月までの4ヶ月分の年会費16,670円と、入会金3万円を支払いました。

その後

実は、入会後の1月から3月までは私は支部の活動はほぼしていません。
実質的に4月から活動していますので、12月に入会しなくても良かったかなと思います。
ただ「診断士1年目の会」という東京協会の同期合格者のイベントが2019年の2月にあったのですが、対象者は前年の12月までに協会に入会した人で、ギリギリ同期と一緒に会に参加できたのは良かった点でした。

結局どうなのか

4月に早々に協会に入会した方々の中には、支部の新人として活躍されている方も多いです。新人賞として表彰されるような業績を残している方もいます。正直、私は出遅れ感はあります。ただ1年間無駄だったかというとそうでもなく、私の場合は中小企業政策研究会に居場所が出来たり、このブログを書く機会をもらっていたりする、という事実もあります。1年目からあれもこれもと手を出していたら同じ結果になったかというと疑問です。ベースとなる居場所をまず作ってから段階的に次に進むのが私に合っていたようです。

また、2年目から協会の活動を開始するのはメリットもあります。それは1年目の新鮮さを再度味わえる点です。診断士1年目は、中小企業政策研究会にて、全く知らない人の中に飛び込んで、自己紹介したり、研究会のワークをしたり、懇親会に出てみたり、まさに「新人」という独特の雰囲気を味わうことが出来たのですが、2年目でも同じような雰囲気を協会活動で味わうことが出来ています。また、三木さんのブログにあるように、協会はベテランの方が多いので雰囲気が違います。実務補習の先生クラスのベテランの方と、同じ研究会のメンバとして議論したり懇親会に出席したりするのは新鮮です。

そして現在は、昨年から引き続きの中小企業政策研究会に加え、東京協会の研究会に3つ加入し、とあるマスターコースに入塾しています。

ということで、末路としてはそんなに悪くなかったというあまり面白くないオチが付いたところで今回は終わりたいと思います。

IT系企業に所属する企業内診断士です。