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映画の紹介174本目 『スモーク』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『スモーク』です。

この映画はウェイン・ワン監督の作品で、

14年間、毎日同じ時間に同じ場所で写真を撮り続けているタバコ屋の店主と、彼の周囲に集う人々の日常を描いた物語です。

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【ウェイン・ワン監督について】

監督は香港生まれの映画監督です。

高校卒業後、18歳で渡米し、カルフォルニア美術工芸大学で映画製作を学びます。

1975年、卒業制作として「A Man, A Woman, a Killer」をリック・シュミットと共同で監督します。

その後帰国し、後に“香港ニューウェーブ”の発信源となる香港ラジオテレビに入社、TVドラマ「Below the Lion Rock」などの演出を手掛けます。

そして再び渡米し、サンフランシスコのチャイナタウンで社会福祉の仕事に携わり、その経験から監督第2作「Chan is Missing」(82)を完成させます。

以降、米国で活動し、「ジョイ・ラック・クラブ」(93)を経て、ポール・オースターの短編小説「オーギー・レンのクリスマス・ストーリー」をモチーフにした「スモーク」(95)で第45回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞しました。

16年、「女が眠る時」で初めての日本映画のメガホンをとりました。

【あらすじ】

ブルックリンの街角で小さな煙草屋を営むオーギー・レンは、10年以上毎日同じ時刻の同じ場所で写真を撮影していました。

煙草屋の常連で、オーギーの親友でもあるポール・ベンジャミンは作家でありますが、数年前に銀行強盗の流れ弾で妻を亡くして以来、仕事が手につかず悩んでいました。

閉店間際の店に駆け込んだベンジャミンは、見せてもらったオーギーの写真集から亡き妻のありし姿を見つけ号泣します。

ベンジャミンはボンヤリとして自動車に轢かれそうになったのを助けられ、ラシードと出会います。

その怪しい少年に感謝し、ベンジャミンは彼を自分の家に泊めます。

2晩泊まった後にラシードは家を出て行きましたが、その数日後にラシードの叔母を名乗る女性が現れます。

ラシードの本名はトーマス・コールといい、偽名を使って各地を転々としていました。

その頃トーマスは生き別れた父親のサイラスに会いに、サイラスが営む小さなガレージを訪れました。

トーマスはサイラスのガレージのスケッチをしていますが追い払われても退かず、そこでトーマスは以前世話になったポールの名前を偽名として用い、無理やり雇わせるのでした。

後日、トーマスはポールの元を再訪し、ポールは先日トーマスの叔母が自分の元を訪れた経緯を述べ、本名を問い詰めます。

トーマスを追うギャングに押し入られベンジャミンはトーマスのやばさを知ります。

ルビーは戦争中、オーギーを裏切り他の男と結婚しましたが、娘がピンチだと金の工面に訪れます。

ベンジャミンはトーマスの隠した6000ドルを自宅で見つけますが、その金はトーマスがタバコ屋のバイトでドジしたぶんに当てられ、さらにルビーに渡されます。

トーマスはサイラスに本当の名を名乗り、息子であることを伝えるが、混乱から乱闘になりました。

そしてオーギーは作家に昼食をとりながら過去にあったクリスマスの話をして、

昔、万引き犯を追いかけるが逃げられ、落としていった財布には写真だけがありました。

こには盲目のおばあさんが一人で住んでいて、自分のことを孫だと思い込みその後ラストへ向かう物語です。

【最後に】

本映画を鑑賞して、
たばこ屋の男性の視点から描かれる、偶然出会う人達の様々な人生が垣間見える事であったり、その人達が不幸に思える出来事に直面したとしても前向きに捉える大切を学びました。

とてもオススメの作品です!

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