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映画の紹介96本目 『イット・フォローズ』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『イット・フォローズ』です。

この映画は、
デヴィッド・ロバート・ミッチェル監督の作品で、

19歳のジェイは男と一夜をともにしますが、
その後、男が豹変して縛り付けられたジェイは「“それ"に殺される前に誰かにうつせ」と命令され展開していくホラー映画です。



【デヴィッド・ロバート・ミッチェル監督について】

監督はアメリカの映画監督、脚本家です。

2002年、短編「Virgin」で監督・脚本家デビューします。

10年、長編第1作「アメリカン・スリープオーバー」がサウス・バイ・サウスウエストで審査員特別賞を受賞したほか、カンヌ国際映画祭国際批評家週間で上映されました。

長編2作目のホラー映画「イット・フォローズ」(14)は、カンヌ国際映画祭国際批評家週間でプレミア上映されて、インディペンデント・スピリット・アワードで監督賞を含む3部門にノミネート、興行的にも世界的な成功を収めます。

続くサスペンス映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」(18)では幻想的な映像で斬新な世界観を構築し、カンヌのコンペティション部門に正式出品されました。

【あらすじ】

ジェイは、恋人のヒューとデートを重ねた末、彼と肉体関係を持ちます。

その直後、ヒューはジェイにクロロホルムを嗅がせます。目覚めたジェイは、車椅子に縛りつけられています。

彼女は、性交によってヒューから呪いを移されたと知るのでした。その呪いに憑かれた者は、人間の姿形をした「それ」に追いかけられます。

「それ」は、ゆっくりと歩き、呪いに憑かれていない者の目には見ることができません。

「それ」は、呪いに憑かれた者をつかまえて殺すと、その前に呪いに憑かれていた者を追いかけるといいます。

「それ」がジェイを追いかけ始めると、ヒューはジェイを車で家に送り届けて、行方をくらますのでした。


翌日、学校で「それ」に追いかけられて恐怖を感じたジェイは、妹のケリー、友人のポールとヤラと共に一夜を過ごします。

その夜、「それ」に追いかけられたジェイは家を飛び出し、近くの運動場へ逃げるのでした。

隣人のグレッグの協力を得て、ジェイたちはヒューの本名がジェフであることを突き止めて、彼に会いに行きます。

ジェフは、かつて一夜限りの関係で他の女性から呪いを移されたことや、ジェイも性交によって他の人物に呪いを移せることを、ジェイたちに説明するのでした。

仲間たちとグレッグの家に滞在していたところ、「それ」に襲われたジェイは車で逃走を図りますが、交通事故を起こして意識を失います。

病院で目覚めたジェイは、グレッグと肉体関係をもち、彼に呪いを移します。数日後、グレッグは「それ」に殺されるのでした。

ジェイたちは、「それ」をプールにおびき寄せて感電死させようと計画して、室内プール場へ向かいます。

ジェイはプールに入りますが、ジェイたちの計画に気づいた「それ」は、ジェイに向かって電気機器を投げつけます。

ポールの放った銃弾が「それ」に命中して、ジェイは水中で「それ」に足をつかまれます。

さらにポールが銃を撃ち、ジェイは無事にプールから上がり、水面には、ゆっくりと血が広がっていきます。

家に帰り着いたジェイとポールは肉体関係をもち、後日、2人が手をつないで歩いていると、彼らの後ろを歩いてくる人影が見えるというラストです。

【最後に】

本映画を鑑賞して、
「それ」が友人や親に姿を変身して襲ってくる様子は気の抜けない恐怖があり、最後はその存在が明かされぬまま終わるので余韻が残りました。

スピード感を持って恐怖が迫ってくるような作品が多い中で、斬新でした。

とてもオススメの作品です!

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