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映画の紹介7本目 『アラバマ物語』


こんにちは、takuです。

今日紹介するのは、
『アラバマ物語』という映画です。

この映画は、ロバート・マリガン監督の作品で、

アメリカ南部のアラバマ州で、妻を亡くし幼い子供を抱える弁護士フィンチに暴行事件の容疑者とされた黒人青年の任が下り、人種差別と偏見の中、黒人側についたフィンチに風当たりが強くなる中で、人間の良心・勇気を示していく物語です。

【監督のロバート・マリガン監督について】


監督はフォーダム大学に入学後、アメリカ海兵隊に勤務します。

第二次世界大戦末期に除隊後、日刊紙ニューヨーク・タイムズの編集部に在籍しますが、退社してテレビの道に進み、ラジオ・テレビ局CBSに入社し、メッセンジャー・ボーイから叩き上げます。

1948年には、最初のテレビ映画に演出家として関わ利、1949年に放送開始した30分枠のテレビ映画シリーズ『サスペンス劇場』では、1950年から1954年の間に30本を演出しました。

1955年テレビ局NBCで、60分枠のテレビ映画シリーズ『ザ・フィルコ・テレビジョン・プレイハウス』の3本を演出して、ウェスティングハウス・エレクトリック提供の60分枠のテレビ映画シリーズ『ウェスティングハウス・スタジオ・ワン』(1948年 - 1958年)では7本を演出しました。

1957年、パラマウント映画製作・配給の『栄光の旅路』で映画監督としてデビューを果たし、翌1958年の全米監督協会賞監督賞にノミネートされ巻いた。

1959年テレビ局NBCで、サマセット・モーム原作の小説『月と六ペンス』をテレビ映画化し、翌年のプライムタイム・エミー賞監督賞を獲得しました。

同作はローレンス・オリヴィエのアメリカのテレビ映画デビュー作となり、1960年に90分枠のテレビ映画シリーズ『プレイ・ハウス90』(1956年 - 1960年)の一篇『明日』を撮った後はテレビ界から離れます。

1962年に監督した『アラバマ物語』は、1963年の第16回カンヌ国際映画祭のパルムドールにノミネートされてコンペティション上映され、ゲイリー・クーパー賞を受賞しました。

2008年12月20日、コネチカット州ライムで心臓病のために満83歳で死去し、日本では、マリガンが監督した全映画作品が劇場公開あるいは放映等の形で紹介されています。



【あらすじ】

1932年、アメリカは不況のドン底でした。

アラバマ州メイコムという小さな町に、男やもめの弁護士ア ティカスは住んでおり、家族は彼と幼い子供たち、息子のジェム、娘のスカウト、それに家事全体を切りもりしている家政婦の4人でした。

一家は静かな幸 福な日々を送っていて、近所には狂ったブー・ラドレーが父に監禁されていました。

ある日、農夫ボブが、娘が黒人の作男トムに強姦されたと保安官に訴えます。

判事は罪を否認するトムの弁護人に、アティカスを指名して、町の人々は黒人 を弁護したらただではすまぬと、アティカスに警告しました。

アティカスは不 正と偏見を嫌い、何よりも正義を重んじる男性で、ジェムとスカウトは、 気狂いのブーを見ようとラドレー家へ忍び込みますが、ブーに発見され逃げ帰ります。

そのうちにスカウトとジェム宛ての贈物が、ラドレー家の前の木の穴に置 かれるようになり、このようにして月日は過ぎていったのだが…。

という物語です。


【最後に】

本映画を観賞して、
正義感溢れるアティカスが、人間差別や偏見がある中でも、弱者の側に立つことを体現しており、人間の良心や勇気について学ぶことができました。

モノクロの映画ではありますが、古きアメリカのノスタルジックな雰囲気を感じることもできます。

とてもオススメの作品です!

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