映画の紹介44本目 『ブラッド・ダイヤモンド』
こんにちは、TAKUです。
今日紹介する映画は、
『ブラッド・ダイヤモンド』です。
この映画は、
エドワード・ズウィック監督の作品で、
アフリカのシエラレオネの内戦における、「ブラッド・ダイヤモンド(紛争の資金調達のため不法に取引される紛争ダイヤモンド)」を巡る物語です。
【監督のエドワード・ズウィックについて】
監督はアメリカの映画監督で製作者・脚本家でもあります。
ハーバード大学卒業後、1986年に『きのうの夜は…』で長編映画監督としてデビューしました。
また、マーシャル・ハースコビッツと映画・テレビ製作会社「ベッドフォード・フォールズ・カンパニー」を設立して、『恋におちたシェイクスピア』や『トラフィック』、『アイ・アム・サム』では製作として関わっています。
【あらすじ】
1999年に内戦が続く西アフリカのシエラレオネで、反政府武装勢力の革命統一戦線に村を襲われた漁師のソロモンは、家族を逃がすことができたものの自身はRUFに捕まってしまいます。
武器調達の資金源となるダイヤモンド採掘場での強制労働中、ソロモンは大粒のピンクダイヤモンドを発見して隠そうとしますが、RUFのポイズン大尉に見つかりソロモンとポイズン大尉は、政府軍に捕まり留置場へと連行されてしまいます。
留置場でソロモンとポイズン大尉のやり取りを聞いたアーチャーは、ソロモンが見つけたピンクダイヤを横取りしようと考え、出所後彼も釈放させ、ピンクダイヤの在り処を聞き出そうとします。
首都フリータウンの海辺のクラブで、アーチャーは紛争ダイヤの密輸の実態を追うジャーナリスト、マディーと知り合います。
直後にRUFがフリータウンを攻撃、これを制圧すると、自由の身となったポイズン大尉は、拉致したソロモンの息子ディアを麻薬漬けにして、少年兵として育て上げます。
アーチャーは、マディーの協力で彼をリベリアの難民キャンプに収容されていた家族と引き合わせます。
しかし、息子がRUFに拉致されたことを知ったソロモンは悲嘆に暮れるのでした。
途中で、ジャングルの中でRUFの元少年兵を更生させる村にたどりつき、そこでアーチャーとマディーは心を通わせます。
村を出たアーチャーは、南アフリカ軍時代の元上官であり、現在は民間軍事会社を率いるコッツィー大佐の部隊に合流します。
その後、ダイヤの裏取引の証拠をマディーに託したアーチャーは、息子を必死に助けようとするソロモンを見てアーチャーの心は揺れ始めます。
採掘場にたどり着くと、アーチャーはコッツィー大佐の部隊に明朝の空爆を依頼しますが、その夜、ソロモンが抜け出して採掘場に忍び込みディアを探しだし、すっかり洗脳されたディアは父を「敵だ」と言い、彼は拘束されてしまいます。
ソロモンは混乱の最中にディアを助けるため、ポイズン大尉に襲いかかり撲殺して潜んでいたアーチャーは、はぐれたディアを助けようとしますが、失敗して大佐の部隊が攻め寄せ採掘場は制圧されてしまいます。
アーチャーは、ソロモンからピンクダイヤを埋めた場所を聞き出そうとするが応じなかったため、大佐はディアを人質にして、無理矢理掘り起こさせようとするのでした。
そこで大佐らを倒した際に被弾しており、衰弱して動けなくなり、覚悟を決めた彼はダイヤをソロモンに渡し、囮となって追手に銃を向けてラストシーンを迎える...という物語です。
【最後に】
本映画を鑑賞して、アクションとはいいつつ、想像以上に重いテーマで、残虐な行為や少年兵の洗脳など目を覆いたくなるシーンがたくさんあり、現在もアフリカでこのような事実がある事は知っておくべきことだと思いました。
とてもお勧めの映画です!