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本の紹介30冊目 『不変のマーケティング』

今回私が紹介するのは、神田昌典さんの著者『不変のマーケティング』です。

著者のコミュニティである「顧客獲得実践会」で約6年にわたり、成功事例として発行された「顧客獲得実践会ニュースレター」があります。

本書は、その中からマーケティングに関する選りすぐりの解説&事例を抽出して、「不変」の原則をまとめた一冊となっています。

【著者の神田昌典さんについて】


著者は大学3年次に外交官試験合格し、大学4年次より外務省経済局に勤務しました。

そこから、ニューヨーク大学経済学修士(MA)、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士(MBA)を取得します。

その後、米国家電メーカー日本代表を経て、経営コンサルタントになり、多数の成功企業やベストセラー作家を育成し、総合ビジネス誌では「日本一のマーケッター」に選出されています。

現在は、

・ビジネス書
・小説
・翻訳書などの執筆
・ミュージカル
・テレビ番組の企画
など

多岐にわたる創作活動を行いながら、株式会社ALMACREATIONSの社主を務めています。

【第1章 : 感情マーケティングの基本概念】

商品は、メリット・デメリットを明確に示すことが大切で、人間は「新たなメリット」を得るよりも「現在あるデメリットを回避」ために行動します。

また、オファーする際にはお客の頭にある「悩み」「恐れ」をリンクさせると、購買につながります。

著者は、記憶喪失になっても思い出したいマーケティングが以下の7原則です。

・緊急性
・限定
・ファクス
・指を動かせる
・思い切った保証
・明確な指示
・お客様の声

著者は、人は基本的に「何も考えていない」と語られており、まずは原則を実践することが大切だと学びました。

【第2章 : 神田のマーケティング必殺技】


第2章では、以下のように著者が効果的にマーケティングを行うための「決め技」があります。

・安心感を与えるために保証をつける
・「見込み客」を集めるために無料オファー・小冊子を用いる
・「お客様の声」を集めてDMに入れたりすると、熱量が増えて良い循環が起こる
・「相乗りマーケティング」で顧客名簿を持つ会社とwin-winの仕組みを作る
・「今この瞬間」にセルフイメージを価値がある自分と思い込む

などであり、これらをビジネスにカスタマイズさせていくことが大切だと学びました。

【第3章 : 売り上げアップの「突破口」を探る】

第3章では、自社が成長を遂げるための、「ビジネスの在り方」「商品の在り方」などを以下のように紹介しています。

「売れる匂い」を出すには、「今の100万の資金しかなくて、100万全てを広告に突っ込むならどうするか?」と妥協しないこと
・DMの表現を変えてオファーしたり、早く失敗するような販売テストを繰り返す中で価格設定をする
・複数の収入源を作るためにノウハウを売る

など、売り上げアップするための知識を学びました。

【第4章 : お客様をファンにして、口コミを起こす方法】

第4章では、「最強の広告宣伝」ともいえる口コミで、いかに効果的に集客するかを紹介しています。

・キャラクタービジネスでは、「1.物語を作る媒体発行、媒体の大量配布」「2.物語と商品の連動」「3.勝負イベント開催」を実践する
「ファン=信者客作り」で、高粗利ビジネスに転換する

などであり、「ビジネス=ファン作り」なのだと学びました。

【最後に】

本書では、個人や自社でのマーケティングを強化するにはもってこいの一冊だと思います。

特に人間心理を知った上での原則などの知識もあり、誰でも応用可能な内容です。

実践ベースの内容なので、今商品がある人などはとても参考になります。

ぜひ読んでみてはいかがでしょうか!

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