見出し画像

映画の紹介135本目『私が、生きる肌』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『私が、生きる肌』です。

この映画はペドロ・アルモドバル監督の作品で、

画期的な人工皮膚の開発に没頭する形成外科医のロベルが、かつて非業の死を遂げた最愛の妻を救えるはずだった“完璧な肌”を創造していく物語です。

https://amzn.to/2NQyMi1

【ペドロ・アルモドバル監督について】

監督は、スペインの映画監督・脚本家・映画プロデューサーです。

1980年に「ペピ、ルシ、ボンとその他大勢の娘たち」で長編映画監督デビューし、86年に製作会社「エル・デセオ」を弟のアグスティンと設立します。

その後、88年に発表した映画「神経衰弱ぎりぎりの女たち」がベネチア国際映画祭で脚本賞を受賞し、世界的に注目を浴びました。

その後、「オール・アバウト・マイ・マザー」(98)でアカデミー賞の外国語映画賞、「トーク・トゥ・ハー」(02)では脚本賞を受賞します。

世界的巨匠と呼ばれる映画監督のひとりとなり、近年の監督作では「アイム・ソー・エキサイテッド!」(14)、「ジュリエッタ」(16)などがあり、自伝的作品として撮り上げた「Pain and Glory」(19)は第72回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、主演のアントニオ・バンデラスが男優賞を獲得しました。

監督のほか、「人生スイッチ」(15)、「エル・クラン」(16)、「永遠に僕のもの」(19)などでは製作を務めています。

【あらすじ】

世界的な形成外科医、2021/01/31 ロベル・レガルが暮らすトレドの大邸宅の一室に、ベラと名乗る美しい女性が、レガル家で古くから働く初老の家政婦マリリアの監視の下、軟禁されています。

ベラはロベルの妻ガルに瓜二つですが、実はガルは12年前に交通事故で全身火傷を負い、非業の死を遂げていました。

その後ロベルは妻を救えたかも知れない「完璧な肌」を作り出すことに執念を燃やし、自らの開発した人工皮膚を使って、ベラを実験台にして彼女を亡き妻の姿に作り変えていました。

ベラはそんなロベルを誘惑しますが、ロベルはベラに惹かれつつも彼女の誘惑を拒みます。

そんな或る日、マリリアの息子セカが強盗を働いて指名手配され、匿ってくれと屋敷に現れます。

マリリアはセカを渋々屋敷の中に入れますが、セカはベラの存在を知ると、ロベルが留守であることをいい事に、無理矢理ベラの軟禁されている部屋に押し込み、ベラをガルと思い込んで犯します。

ベラは自分を屋敷から救い出してくれと頼み、セカの望むままに抱かれるのでした。

ちょうどその時にロベルが帰宅し、セカを射殺します。

ロベルがセカの遺体を埋めている間、マリリアはセカがロベルの父違いの弟であり、ロベルの実母が自分であることをベラに語ります。

セカの父親は使用人でしたが、ロベルの父親は先代のレガル家の主人であり、正妻に子ができなかったため、主人とマリリアの間に生まれた子をレガル家が引き取り、マリリアに世話をさせて育てたのでした。

今回と同じように警察から逃れて来たセカを匿ったことを切っ掛けに、ロベルの妻ガルがセカと不倫関係になります。

駆け落ちの途中で交通事故に遭って大火傷を負ったこと、又一命は取り留めたにもかかわらず、自らの焼け爛れた姿を苦にして部屋の窓から投身自殺したこと、更にロベルとガルの娘ノルマが母の自殺を目撃して心に大きな傷を負い、その後同じように自殺したことを、マリリアはベラに語ってラストへ向かう物語です。

【最後に】

本映画を鑑賞して、
物語の展開が衝撃でスキャンダラスな内容でありながらも、スペインの屋敷、街並み、人々の生活など、美しい情景などが印象的でした。

とてもオススメの作品です!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?