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映画の紹介55本目 『オール・ユー・ニード・イズ・キル』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』です。

この映画は、
ダグ・リーマン監督の作品で、

同じ日を繰り返すループ能力を持つ、戦闘能力ゼロの兵士・ケイジが、謎の侵略者により滅亡寸前となった世界で最強の女兵士と出会い、世界を救う物語です。

【監督のダグ・リーマンについて】

監督はアメリ映画監督で映画プロデューサーでもあります。

94年に「キル・ミー・テンダー」で映画監督デビューを果たし、監督2作目の「スウィンガーズ」(96)で脚光を浴び、続く「go」(99)でインディペンデント・スピリット・アワードの最優秀監督賞にノミネートされます。

初めて大作に挑戦した「ボーン・アイデンティティー」(02)では、原作者のロバート・ラドラムに直談判して映画化権を獲得し、監督だけでなくプロデュースも務めました。

その後の14年には、桜坂洋のライトノベルをトム・クルーズ主演で映画化した「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を手がけています。


【あらすじ】


近未来で地球は「ギタイ」と呼ばれる宇宙からの侵略者によって滅亡の危機に晒されていました。


人類側の統合防衛軍は、敵の強大な戦力に対して劣勢な戦いを強いられていましたが、「ヴェルダンの女神」「戦場の牝犬」の異名で知られる英雄リタ・ヴラタスキの活躍によって反撃の糸口を掴みます。

軍属の報道官であったウィリアム・ケイジ少佐は、殲滅作戦を指揮するブリガム将軍から戦場の現地取材という任務を命じられます。

ウィリアムが配属されたJ分隊の兵士たちは彼に非協力的で、ウィリアムは武器の安全装置を解除する手順すらレクチャーされないまま殲滅作戦に参加させられるのでした。

ウィリアムは勇気を振り絞り、自爆用に渡されていた地雷を使い、青白く輝く獣のような姿をしたギタイと相打ちになって死亡します。

ところが次の瞬間、ウィリアムは意識だけが時間を遡り、出撃前日まで戻るという怪現象を体験するのでした。

するとリタから、彼女もまた以前タイムループに巻き込まれた経験があり、今はその能力を失っていることを告白されます。

その後、ウィリアムはリタとその協力者であるカーター博士から重要なことを告げられます。

それは奪取したループ能力を利用することが人類がギタイに勝利する唯一の希望となること、このことを他の人間に話せば人体実験の対象とされてしまう未来しかないこと、ギタイとの戦争に勝利するためには、「オメガ・ギタイ」と呼ばれる個体を探し出して敵のループを止める必要があること、さらに輸血を受けるとタイムループの能力は失われてしまうことなどでした。

ウィリアムは自暴自棄になり、以降のループで戦場から逃亡するようになります。

しかし、結局どこへ逃げても人類がギタイに滅ぼされる結末からは逃れられないことを再確認するのでした。

ウィリアムは逃げることもリタと共に進むことも諦めて、一人でオメガの居場所とされる場所へと辿り着きます。

そして、ウィリアムに対して、カーター博士は、ギタイ側が見せる幻覚に頼らずにオメガの居場所を逆探知する技術は他にもあるといいます。

しかしそのための機材は、ウィリアムを戦場送りにした人物でもあるブリガム将軍が取り上げてしまいました。

ウィリアムはタイムループ能力を使って将軍の警備を掻い潜り、オメガの居場所がパリのルーヴル美術館にあるガラスのピラミッドの地下であることを突き止めて、ラストを迎えるという物語です。

【最後に】

本映画を鑑賞して、
何度も亡くなるという主人公の人生は、蘇る度に使命の思考を深めていくので、とても感慨深くなりました。

とてもオススメの作品です!

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