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映画の紹介133本目 『グランド・ブダペスト・ホテル』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『グランド・ブダペスト・ホテル』です。

この映画はウェス・アンダーソン監督の作品で、

格式高いホテルに勤める伝説のコンシェルジュが、伯爵夫人の死と絵画をめぐる連続殺人事件の謎に秘密結社のネットワークを駆使して挑むミステリーコメディです。

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【ウェス・アンダーソン監督について】

監督はアメリカの映画監督、映画プロデューサー、脚本家、俳優です。

テキサス大学在学中に、オーウェン・ウィルソンと出会い、共同で映画を制作しました。

オーウェンとその兄ルーク・ウィルソンと作った短編「Bottle Rocket」がサンダンス映画祭で注目を浴び、それを長編にした「アンソニーのハッピー・モーテル」(96)で本格的に監督デビューします。

続けて「天才マックスの世界」(98)でインディペンデント・スピリット・アワード賞の監督賞を受賞します。

「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」(01)では、オーウェンとともにアカデミー脚本賞にノミネートされ、ストップモーションアニメ「ファンタスティック Mr. Fox」(09)は同長編アニメーション賞の候補になりました。

「ムーンライズ・キングダム」(12)は、カンヌ国際映画祭でコンペティション部門に出品されただけでなく、オープニング作品として上映され.全作品で製作・脚本も担当しました。

【あらすじ】

一人の女性が旧ルッツ墓地を訪れ、ズブロフカの偉大な作家の銅像の前で「グランド・ブダペスト・ホテル」を読み始めます。

時は遡り1985年、書斎で作家は語ります。

「作家とは無から有を生み出すのではなく、作家と知られると自然と物語が集まる」と。

彼にとって印象深いのは、1968年、ズブロフカ・アルプス麓の町ネベルスバートにある『グランド・ブダペスト・ホテル』でとある老紳士から聞いた物語でした。

さらに時は遡り1968年8月。

当時いわゆる「作家熱」を患い、静養のため、かつては美しかったのであろうが今は古びてくすんだグランド・ブダペスト・ホテルを訪れた作家は、そこで彼はホテルのオーナーで、移民からこの国一番の富豪になったゼロ・ムスタファと知り合います。

ムスタファ氏はオーナーであるにもかかわらず、ホテル最上階の「グスタヴ・スイート」と名づけられた使用人用のシングルに泊まっており、一人客ばかりの滞在客の中で誰よりも深い孤独感を漂わせていました。

彼の謎めいた素性に興味を持った作家はディナーで彼の昔語りを聞くのでした。

またさらに時は遡り、1932年のグランド・ブダペスト・ホテル。

このホテルは所有者が謎とされていましたが、名高いコンシェルジュである、グスタヴ・Hのもとに富裕層が多く集まる、誰もが憧れる華やかなホテルとして営業していました。

戦乱で故国を追われ、各地のホテルで下働きをしてきたゼロがホテルのベルボーイになったのはこの時期であり、またグスタヴから薫陶を受けていました。

そして彼は菓子店メンドルの店員であるアガサと出会います。

彼女は勇気と大胆さを併せ持った女性で、また左頬にはメキシコ型の大きな痣がありました。

グスタヴは、行き届いたサービスに加え「裕福だが年老いており、不安げで虚栄心が強く軽薄で飢えている金髪の」女性客を満足させることで、顧客から熱烈に支持されていました。

その一人であるマダムDはあるとき、「グスタヴと二度と会えない気がする」と不安を口にして、ラストへ向かう物語です。

 


【最後に】

本映画を鑑賞して、
ホテルや衣装をはじめ、原色やパステルカラーを組み合わせた映像美が印象に残っており、絵本のような世界観で圧倒されました。

とてもオススメの作品です!

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