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映画の紹介131本目 『ライフ・イズ・ビューティフル』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『ライフ・イズ・ビューティフル』です。

この映画はロベルト・ベニーニ監督の作品で、

ナチスの強制収容所に入れられながらも人間性を失うことなく絶望を乗り越えていく男の姿を描いた物語です。

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【ロベルト・ベニーニ監督について】

監督はイタリアの俳優、映画監督、コメディアンです。

スタンダップ・コメディアンや脚本家として活躍し、「ベルリンガー」(75)で俳優として映画デビューを果たします。

1982年からは監督業にも進出し、ジム・ジャームッシュ監督の「ダウン・バイ・ロー」(86)やフェデリコ・フェリーニ監督の遺作「ボイス・オブ・ムーン」(90)で注目を集め、監督・脚本・主演を兼ねた「ジョニーの事情」(91)はイタリアやアメリカで成功を収めました。

父の強制収容所の経験を基にした監督・主演作「ライフ・イズ・ビューティフル」(97)で、アカデミー主演男優賞、同外国語映画賞、カンヌ国際映画祭グランプリをはじめ数々の賞を受賞します。

以降の出演作に「コーヒー&シガレッツ」(03)、監督も手がけた「ローマでアモーレ」(12)などがあり、「ダウン・バイ・ロー」で共演したニコレッタ・ブラスキと91年に結婚、作品中でもたびたび恋人や夫婦役を演じました。

【あらすじ】

第二次世界大戦前夜の1939年。

ユダヤ系イタリア人のグイドは、叔父を頼りに友人とともに北イタリアの田舎町にやってきました。

陽気な性格の彼は、小学校の教師ドーラに一目惚れし、桁外れなアタックの末に駆落ち同然で結婚して、愛息ジョズエをもうけます。

やがて戦時色は次第に濃くなり、ユダヤ人に対する迫害行為が行われます。

北イタリアに駐留してきたナチス・ドイツによって、3人は強制収容所に送られてしまうのでした。

母と引き離され不安がるジョズエに対し、グイドは嘘をつきます。

「これはゲームなんだ。泣いたり、ママに会いたがったりしたら減点。いい子にしていれば点数がもらえて、1000点たまったら勝ち。勝ったら、本物の戦車に乗っておうちに帰れるんだ」と言います。

絶望的な収容所の生活も、グイドの弁術にかかれば楽しいゲームに様変わりし、また、周囲の子供たちと引き離されてしまった父親たちの助けや、「シャワーの日(毒ガスで殺害する日)」にジョズエがシャワーを嫌って父の言うことを聞かずベッドに隠れた運の良さから助かり、ジョズエは希望を失うことなく生き延びることができました。

戦争が終わりナチスが撤退する最中、ジョズエとグイドは逃げようとします。

しかし、ドーラを探す最中にグイドは見つかってしまうのでした。

ゴミ箱の中に隠れていたジョズエを怖がらせないように、グイドはジョズエにウインクし、背中に銃を突きつけられてもまるで喜劇の主人公のようにジョズエの前を戯けて通りすぎます。

グイドは、最後の憂さ晴らしにとナチスの兵士にジョズエの見えないところで銃殺されてしまいました。

ナチスの撤退後、朝を迎え、誰もいなくなったのを見計らいジョズエがゴミ箱からトボトボと出てくる。すると父が言った通り、砂埃からゲームの「シナリオ」通り「1000点取ったら戦車で家に帰れる」と言うように、収容所に連合軍の戦車が現われ、若い兵士がジョズエを戦車に乗せました。

若い兵士がジョズエを抱き抱え自らのヘルメットをかぶせ、お菓子を与えながら外を見ていると、ジョズエは母を見つけ、再会しラストを迎える物語です。

【最後に】

本映画を鑑賞して、
本当に幸せだったと思えるような人生を歩むためには、周囲の環境ではなく、全て自分次第だと気付かされる内容でした。

とてもオススメの作品です!

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