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映画の紹介197本目 『スターリングラード』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『スターリングラード』です。

この映画はジャン=ジャック・アノー監督の作品で、

第二次大戦中に実在した伝説のスナイパーの極限状況における愛と苦悩を描いた物語です。

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【ジャン=ジャック・アノー監督について】

監督はフランスの映画監督です。

ソルボンヌ大学を卒業した後に高等映画学院で学び、1960年代の後半と1970年代には多くのコマーシャルを制作しました。

デビュー作である『ブラック・アンド・ホワイト・イン・カラー』で第49回アカデミー賞外国語映画賞を受賞しています。

他にも『スターリングラード』(2001)などの作品があります。

【あらすじ】

1942年。

アドルフ・ヒトラー率いるドイツ第三帝国はその絶頂にありました。

かつての友好関係を破棄して侵攻してきたナチスとソビエト連邦の戦いはドイツ軍が有利に運び、ソ連西部の一帯はドイツ軍の勢力圏と化していました。

それでもなお、ドイツ軍は黒海・カスピ海方面の油田地帯を抑えるべく進軍を進め、その途上に横たわる大都市スターリングラードで激戦を繰り広げていましたが、装備に勝るドイツ軍の前にソ連軍は消耗を強いられていました。

ウラルの羊飼いであり、幼いころから祖父に狼を撃つことを仕込まれていたヴァシリ・ザイツェフは、今、赤軍に身を置いていましたが、兵士でしかないヴァシリは銃も与えられず、弾丸だけを渡されます。

そしてソ連軍による突撃がドイツ軍に撃退された後、ヴァシリと政治将校ダニロフは遺体の中に潜んで命を拾いますが、ドイツの高級将校達が壊れた建物で寛ぐシーンを目撃するのでした。

ダニロフは絶好の機会と狙撃を試みますが、実戦の経験が浅く、銃に弾が装填されていないことも確認せずに、引き金を引くという未熟さを露呈してしまいます。

ダニロフはヴァシリのアドバイスを聞いて、銃の操作に彼の方が長けていると判断し、ヴァシリに狙撃を任せるのでした。

ヴァシリは砲弾の爆発に狙撃を合わせるという巧妙な手段によって瞬時にドイツ軍の高級将校達と、ヴァシリの気配に気づいた護衛の兵士を殺害することに成功します。

命を救われたダニロフはヴァシリを賞賛し、二人は親友となります。

政治将校に狙撃の才能を認められたことで、ヴァシリの立場は一転するのでした。

広報係であるダニロフはヴァシリを有能な狙撃兵としてソ連共産党の機関紙で喧伝、狙撃によって次々とドイツ将兵を葬るヴァシリの活躍にソ連軍の士気は高揚、彼は一躍戦場の英雄となります。

一方、ドイツ軍はヴァシリを仕留めるため、スターリングラードに狙撃の達人であるケーニッヒ少佐を派遣してきました。

かつてケーニッヒ少佐の生徒だったクリコフを伴い、ケーニッヒ少佐をおびき出そうとしたヴァシリでしたが、逆にケーニッヒ少佐の罠にはまりクリコフを喪ってしまったことで動揺します。

そんなヴァシリの支えとなったのが女兵士ターニャでした。

ターニャの助けを借り、ついにケーニッヒ少佐への反撃に成功しました。

やがて、ターニャと結ばれたヴァシリは、彼女に「工場の責任者になりたい」という自分のささやかな夢を語ります。

しかし、友人となった少年サーシャがスパイとしてケーニッヒ少佐の下に送り込まれていたこと、虚像の英雄としての自分が独り歩きしていること、そしてターニャを巡り、ヴァシリとダニロフの間には軋轢が生じてしまい、その後ラストへ向かっていく物語です。

【最後に】

本映画を鑑賞して、
壮大なスターリングラードの攻防の様子が生々しく描写されており、子供を殺して囮で吊るしたり、目を背けたくなるシーンが多々あり、衝撃でした。

興味のある方は是非!

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